日経平均は3日続伸 川崎汽船が急伸

3日の日経平均は3日続伸。終値は107円高の27509円。米国ではナスダックが大幅高となった一方で、引け後に決算を発表したアップル、アルファベット、アマゾン・ドットコムが時間外で大きく下落と強弱材料が入り交じったが、これらを受けての寄り付きは50円程度の上昇。前場ではハイテク株に強い動きが見られ、上げ幅を200円超に広げる場面があった。しかし、27600円台に乗せたところで買いが一巡すると、その後は失速。後場に入ると節目の27500円近辺で全く値幅が出なくなった。引けまで節目を意識したせめぎ合いが続いたが、終値では27500円を上回った。全般的にハイテク株の動きが良かった一方、プライムでは値下がり銘柄の方が多かった。


東証プライムの売買代金は概算で3兆2100億円。業種別では精密機器、証券・商品先物、電気機器などが上昇している一方、鉱業、パルプ・紙、電気・ガスなどが下落している。


期末配当見通しを大幅に引き上げた川崎汽船(9107)が後場急伸。反面、3Qが大幅減益となった王子ホールディングス(3861)が後場に入って大きく値を崩した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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