15日の日経平均は反落。終値は100円安の27501円。米国株は市場予想を上回る1月CPIを受けて3指数がまちまちで終えたが、ナスダックの上昇やドル高・円安の進行を手がかりに買いが先行。開始直後には上げ幅を3桁に広げた。しかし、すぐに天井をつけて失速。ナスダック高を受けても主力グロース株の動きがさえず、追随買いが入らなかった。前場中ごろからは失速感が強まり、マイナス転換から下げ幅を3桁に拡大。節目の27500円を割り込んだ。一方、後場は売り圧力が和らいだことで小動きが続き、終値では27500円を上回った。
東証プライムの売買代金は概算で2兆7300億円。業種別では保険、鉄鋼、銀行などが上昇している一方、サービス、精密機器、不動産などが下落している。
直近の四半期で大きく利益を積み増したチェンジ(3962)が急騰。反面、3Q累計では最終赤字となり、併せて通期の見通し取り下げなども発表したミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)が一時ストップ安となるなど急落した。