NYダウ38ドル高と小幅に反発 ナスダック総合は3日続伸

15日のNY株式相場は上昇。米1月小売売上高が予想以上に強い結果となったことで、利上げの長期化懸念から軟調にスタートしたが、しだいに買いが優勢となった。


やや強い結果となった前日の米1月消費者物価指数(CPI)に続いて、この日発表された米1月小売売上高も前月比+3.0%と予想の+1.8%を上回った。


ダウ平均は朝方に256ドル安まで下落したものの、38.78ドル高(+0.11%)と小幅ながらプラス圏で終了。S&P500も0.78%安まで下落後、0.28%高で終了し、ともに反発した。

ハイテク株主体のナスダック総合は0.70%安まで下落後、0.92%高で終了し、3日続伸となった。


S&P500の11セクターはエネルギー、ヘルスケアを除く9セクターが上昇。コミュニケーション、一般消費財が1%超上昇し、公益、資本財も0.6%超上昇した。


強い小売売上高を受けて米10年債利回りは前日の3.76%台から3.81%台に上昇したが、ハイテク・グロース株は総じて堅調。

テスラ、アルファベットが2%超上昇し、アップル、アマゾン・ドット・コムも1%超上昇した。

利益が予想を上回ったエアビーアンドビーが13.35%高と急伸したこともナスダック総合を押し上げた。


国際金融情報部 アナリスト

羽土 美幸

富山県出身。国内証券で株式等の営業、仏系証券でポートフォリオ分析、転換社債、エクイティ・デリバティブの分析・開発・営業などを担当。 2014年からDZHフィナンシャルリサーチにおいて米国株式、金融市場レポート編集、海外ETF業務を担当。

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