バロックジャパンとワキタは、どちらも配当利回り5%前後に加え、株主優待も充実している高利回り銘柄です。今回はこの2銘柄について、配当金や株主優待の内容・使い方、株価の特徴を比較し、それぞれの魅力や投資する際のポイントを解説します。
バロックジャパンリミテッド(3548)
バロックジャパンリミテッド(以下、バロックジャパン)は、「MOUSSY」や「SLY」などの女性向けアパレルブランドを複数展開する企業です。ブランド企画から商品開発、生産、販売まで一貫して行っており、国内に300店舗以上を展開しています。
バロックジャパンの業績
2026年度の売上高は約515億円、営業利益は約3億円でした。2027年度は売上高が約530億円、営業利益は約14億円となる予想です。2026年度まで4年連続で減益が続きましたが、2027年度は増益へ転じる見込みです。
株価は安定して推移
2026年7月時点の株価は約700円です。2020年に新型コロナウイルスの影響で約500円まで下落しましたが、2021年には約900円まで回復しています。その後は、800円から900円の間で安定して推移していますが、2025年頃から緩やかな下落傾向が見られます。
株主優待は通販でも利用可
バロックジャパンの株主優待は、2月末と8月末の権利確定日に100株以上保有する株主に対し、保有株数および保有年数に応じて贈呈されます。贈呈される株主優待内容は、国内店舗および公式通販サイトで利用可能な電子クーポンです。
電子クーポンは、8月末の権利確定日分は11月下旬頃、2月末の権利確定日分は5月下旬頃に送付されます。送付書面に記載の二次元コードをスマートフォンで読み込み、株主専用サイトで受取が必要です。
保有株数および保有年数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。

配当金は維持継続
2027年度の配当金は、2月末の期末配当にて、年間1株当たり38円となる予想です。この金額は、2022年度から6年連続で同じ金額を維持しています。
バロックジャパンの利回り
1株700円で100株購入した場合、投資金額は7万円になります。配当金額は年間当たり3800円となり、配当利回りは約5.4%です。また、年間当たり4000円相当の株主優待が贈呈されるため、優待利回りは約5.7%になります。
配当と優待を合わせた利回りは約11.1%と非常に高利回りです。保有株数および保有年数に応じた配当と優待を合わせた利回りは、下記の表をご参考ください。

ワキタ(8125)
ワキタは、建設機器のレンタル・販売を行う建機系総合商社です。デジタルソフトウェア対応の建機提供や自社ブランドの建機開発、中古建機の輸出など建設機器に関する様々な事業を展開しています。
また、介護用品レンタル・販売やカラオケ機器・家電・業務用機器の販売、オフィスビルやマンションの賃貸、戸建て分譲住宅の販売、ホテル運営など、建設機器関連以外の事業も行っています。
ワキタの業績
2026年度の売上高は約932億円、営業利益は約53億円でした。2027年度は売上高が約1000億円、営業利益は約58億円となる予想です。増収・増益となる見込みで、売上高・営業利益ともに安定して推移しています。
株価は上昇傾向
2026年7月時点の株価は約1900円です。2020年に新型コロナウイルスの影響で約900円まで下落しましたが、2023年頃から上昇し始め、2026年2月には約2100円まで上昇しました。株価上昇の背景には、景気に左右されにくい建機レンタル事業の好調と、高配当銘柄として投資家から注目度が上昇したことが考えられます。
株主優待は通販でも利用可
ワキタの株主優待は、2月末の権利確定日に100株以上保有する株主に対し、保有株数に応じて贈呈されます。贈呈される株主優待内容は、ワキタが運営する「ホテルコルディア」の宿泊費用支払いに利用できる電子チケットです。
5月下旬頃に送付される書面に記載された二次元コードを読み取り、電子チケットを受け取ります。利用するには、公式サイトから宿泊予約を行い、宿泊当日にスマートフォンで電子チケットを提示・操作する必要があります。保有株数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。

配当金は年2回配当に変更
2027年度の配当金は、8月末の中間配当で50円、2月末の期末配当で50円の、年間1株当たり100円となる予想です。この金額は、2025年度から3年連続で同じ金額を維持していますが、2027年度からはこれまでの期末配当のみから、中間配当と期末配当の年2回配当に変更されています。
ワキタの利回り
1株1900円で100株購入した場合、投資金額は19万円になります。配当金額は年間当たり1万円となり、配当利回りは約5.3%です。また、年間当たり1万円相当の株主優待が贈呈されるため、優待利回りも同じく約5.3%になります。
配当と優待を合わせた利回りは約10.5%と非常に高利回りです。保有株数に応じた配当と優待を合わせた利回りは、下記の表をご参考ください。

まとめ
バロックジャパンとワキタは、どちらも配当金・株主優待ともに高利回りな点が魅力です。バロックジャパンは女性向けファッションを購入する機会の多い人に、ワキタは「ホテルコルディア」で宿泊する機会がある人にとって、実用性の高い株主優待内容となっています。
ただし、株主優待や配当金は将来的に変更・廃止される可能性もあります。配当利回りや株主優待の使いやすさだけでなく、事業の安定性や今後の業績も踏まえて、自分に合った銘柄を慎重に検討することがおすすめです。



