電気・ガスの利用料金が急上昇しています。大手電力会社10社の電気料金は過去5年間で最も高い水準となっており、食品の値上げもあり「家計が苦しい」という世帯も多いのではないでしょうか。
今回は電気・ガス代を節約する方法6つをお伝えしていきます。できる限り光熱費をおさえ、投資のための資金を貯めていきましょう。
光熱費を節約する方法6つ
1.電気代:点灯時間を短くする
資源エネルギー庁の「エネルギー白書2021」によると、家庭用エネルギー消費で最も多いものは「動力・照明他」で33.9%を占めています。
出展:経済産業省 資源エネルギー庁「エネルギー白書2021」
照明の電力を節約するために、電気をこまめに消す、点灯時間を短くするといった対策を心がけましょう。例えば蛍光ランプ1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合、年間で4.4kWh節電、約100円の節約になります。
2.電気代:待機消費電力をカット
電化製品は使用していない場合にもコンセントに挿しているだけで「待機電力」が消費されてしまいます。年間を通じて家庭で消費される電力量のうち、待機時消費電力は約6%を占めています。
主電源はこまめに切るよう心がけましょう。
下図のようなスイッチ付きタップを利用すると、スイッチ1つで電源を切ることができるようになります。
出展:環境省「COOL CHOICE みんなで節電アクション!」
3.電気代: LEDランプに買い替える
資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」によると、「電球形LEDランプは一般電球(白熱電球)と比べると約86%の省エネ」になると記載されています。
年間の点灯時間が2000時間(1日あたり5~6時間)の場合、消費電力は一般電球が54W、LED型ランプは7.5Wです。LED型ランプは一般電球より購入価格が高いですが、約9ヶ月でコストが回収できると言われています。
LED型ランプは一般電球より寿命が長いため、トータルのコストをおさえることが可能です。白熱電球を利用している方は、LED型への切り替えを検討しましょう。
4.電気代:冷蔵庫の使い方を変える
冷蔵庫は、冷蔵部分については物を詰め込まないことで消費電力をおさえることができます。できるだけ開閉しない、開けている時間を短くするなどの工夫でも節電が可能です。
加えて冬は設定温度を「弱」「中」に、夏は「中」「強」と適切に切り替えることも重要です。冷凍庫は逆に隙間を作らないことで食材同士が冷やしあい、節電に繋がります。
冷蔵庫は電源を切ることなく使い続ける家電ですので、少し設定温度を下げるだけでも年間の電気代の節約が期待できます。
5.光熱費:ライフスタイルの見直し
ファミリー世帯は、1部屋に集まると各々の部屋にいるよりも電気代や暖房費を節約することが期待できます。お風呂は時間帯を決めて家族で順番に入ることで、新たにお湯を張る・追い焚きを使う機会が少なくなります。
お風呂は、沸かす・保温する・追い焚きをする際にエネルギーを消費しており、エネルギー消費をおさえることでガス代の節約に繋がります。
6.光熱費:ドライヤーを使う前にタオルを
ドライヤーは、電子レンジや炊飯器とともに消費電力が大きい家電です。ドライヤーを使う時間を短くするために、ドライヤーをかける前にはタオルで髪の毛の水分を拭き取っておきましょう。
まとめ
光熱費の節約方法6つをお伝えしてきました。節約を重視し過ぎると利便性・QOLが低くなりストレスもたまってしまいますので、できることから少しずつ始めていきましょう。