20日の日経平均は反発。終値は18円高の33388円。米国株は休場で手掛かり難ではあったが、欧州株安が警戒材料となり、寄り付きは100円近い下落。序盤に33200円を割り込んだところでは押し目買いが入り、10時台半ばにはプラス転換して上げ幅を3桁に広げた。しかし、33500円に迫ったところで売り直されると、マイナス転換から一気に33100円を割り込むなど、下を試しに行った。
前場は安値圏で終了した一方、後場は下押し圧力が和らぎ、値動きが落ち着いた。13時以降は緩やかながら下げ幅を縮小。小幅安で終わるかと思われたが、引け間際にまとまった買いが入り、プラスを確保して取引を終えた。マザーズ指数は14時辺りでプラス圏に浮上すると、そこからは引けまで上げ幅を広げる流れが続いた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆8900億円。業種別では卸売、金属製品、海運などが上昇している一方、保険、鉄鋼、電気・ガスなどが下落している。
1:2の株式分割を発表したピアズ(7066)が急騰。半面、上場以降、騰勢を強めていたアベジャ(5574)が、上を試す場面はあったものの買いが続かず、初めての下落となった。