日経平均は反発 引け間際にプラス圏に浮上

20日の日経平均は反発。終値は18円高の33388円。米国株は休場で手掛かり難ではあったが、欧州株安が警戒材料となり、寄り付きは100円近い下落。序盤に33200円を割り込んだところでは押し目買いが入り、10時台半ばにはプラス転換して上げ幅を3桁に広げた。しかし、33500円に迫ったところで売り直されると、マイナス転換から一気に33100円を割り込むなど、下を試しに行った。


前場は安値圏で終了した一方、後場は下押し圧力が和らぎ、値動きが落ち着いた。13時以降は緩やかながら下げ幅を縮小。小幅安で終わるかと思われたが、引け間際にまとまった買いが入り、プラスを確保して取引を終えた。マザーズ指数は14時辺りでプラス圏に浮上すると、そこからは引けまで上げ幅を広げる流れが続いた。


東証プライムの売買代金は概算で3兆8900億円。業種別では卸売、金属製品、海運などが上昇している一方、保険、鉄鋼、電気・ガスなどが下落している。


1:2の株式分割を発表したピアズ(7066)が急騰。半面、上場以降、騰勢を強めていたアベジャ(5574)が、上を試す場面はあったものの買いが続かず、初めての下落となった。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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