日経平均は続伸 ソフトバンクGが大幅上昇

21日の日経平均は続伸。終値は186円高の33575円。休場明けの米国株が下落したことを受けて、寄り付きは3桁の下落。そこから下げ幅を200円超に広げたが、開始5分で安値をつけると、その後は切り返した。プラス転換しても、上げ幅を広げてくると幾度か押し戻された。しかし、マイナス圏に沈むとすかさず買いが入ったことで、次第にプラス圏が定着。後場はスタート直後に不安定な動きも見られたが、概ね堅調に推移した。200円超上昇して33600円台に乗せる場面もあり、3桁の上昇で取引を終えた。


東証プライムの売買代金は概算で3兆8900億円。業種別では空運、保険、鉄鋼などが上昇している一方、医薬品、精密機器、その他製品などが下落している。


ソフトバンクグループ(9984)が全市場の売買代金トップとなる大商いとなって3.7%高。本日開催された株主総会が刺激材料になったとの見方があった。半面、トヨタ自動車(7203)が軟調。子会社のダイハツが認証不正を受けて一部工場の稼働を停止すると伝わったことが売り材料となった。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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