日経平均は3日ぶり大幅反落　ソシオネクストがストップ安

22日の日経平均は3日ぶり大幅反落。終値は310円安の33264円。米国株安を受けて、寄り付きは3桁の下落。ただ、半導体株の弱さが目立った一方で値上がり銘柄は多かったことから、前場では強弱感が交錯した。すぐにプラス圏に浮上した後、再びマイナス圏に沈んで下げ幅を3桁に広げるも、急速に戻して前引けでは小幅ながらプラスを確保した。

しかし、後場は半導体株が一段安となった上に、ＡＮＹＣＯＬＯＲ（5032）やＡＢＥＪＡ（5574）など、直近で人気となっていたグロース系の銘柄が崩れたことから、指数は下方向に勢いがついた。値下がりに転じる銘柄も増えて、終盤にかけては下げ幅を300円超に拡大。安値圏で取引を終えた。売り込まれた銘柄とそうでない銘柄に濃淡がついており、TOPIXは後場に失速はしたものの、プラスで終えた。

東証プライムの売買代金は概算で4兆0900億円。業種別ではその他金融、銀行、保険などが上昇している一方、電気機器、精密機器、機械などが下落している。

傘下企業を通じてマツダに電気自動車向け電池を供給すると報じられたパナソニック（6752）が大幅上昇。半面、半導体株への売り圧力が強まる中、ソシオネクスト（6526）が後場に売り込まれてストップ安となった。