5日の日経平均は続落。終値は83円安の33338円。欧州株安や夜間日経平均先物の弱い動きを嫌気して、大幅安スタート。開始早々に下げ幅を300円超に広げた。心理的節目の33000円に接近したところでは下げ止まり、いったん鋭角的に値を戻した。しかし、プラス圏に迫ったところでは売り直された。月次が弱かったファーストリテイリング<9983.T>のマイナス寄与が大きく、手がけづらさも意識される中、その後は下げ幅を広げてくると押し目買いが入る一方、下げ幅を2桁に縮めると買いが続かなくなり、マイナス圏での一進一退が続いた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆3600億円。業種別では海運、医薬品、保険などが上昇した一方、精密機器、陸運、銀行などが下落した。
川崎汽船(9107)や商船三井(9104)など海運株が地合いの悪い中で大幅上昇。反面、テレビ番組で取り上げられたことで2日連続でストップ高となっていたバイオベンチャーのクオリプス(4894)は、きょうも一時17.7%高まで買われたものの、終盤にかけて利食い売りに押され、引けでは6.6%安と乱高下した。