11日の日経平均は6日ぶり反発。終値は13円高の32203円。米国株の上昇を受けて、寄り付きは200円を超える上昇。しかし、場中は値を消す展開となった。上げ幅を縮めた後にいったん盛り返したものの、32500円を超えられずに失速。売り買いが交錯しながらも前場は安値圏で終えた。後場はしばらく32300円近辺でもみ合った後、13時台に水準を切り下げマイナス転換。そこから前日終値近辺でしばらくもみ合った後、14時台には一時下げ幅を3桁に広げた。3桁安の時間帯は短く、早々に切り返してプラス圏に浮上。しかし、戻した後の買いは限られ、終盤には失速。終値ではかろうじてプラスを確保した程度にとどまった。
東証プライムの売買代金は概算で3兆1700億円。業種別では水産・農林、金属製品、精密機器などが上昇した一方、輸送用機器、電気・ガス、医薬品などが下落している。
KADOKAWA(9468)との業務提携を検討すると発表したザッパラス(3770)がストップ高。半面、下方修正や株主優待の廃止が嫌気されたワッツ(2735)が急落した。