(14日終値)
ドル・円相場:1ドル=138.80円(前営業日比△0.75円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=155.84円(△0.85円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1228ドル(△0.0002ドル)
ダウ工業株30種平均:34509.03ドル(△113.89ドル)
ナスダック総合株価指数:14113.70(▲24.87)
10年物米国債利回り:3.83%(△0.07%)
WTI原油先物8月限:1バレル=75.42ドル(▲1.47ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=1964.4ドル(△0.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
6月米輸入物価指数(前月比) ▲0.2% ▲0.4%・改
7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)
72.6 64.4
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は7日ぶりに反発。アジア時間に一時137.25円と約2カ月ぶりの安値を付けた反動で買い戻しが優勢となった。7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値が72.6と予想の65.5を上回ったほか、消費者の期待インフレ率が予想を上回ったこともドル買いを促し、23時過ぎに一時139.16円と日通し高値を更新した。
ただ、139円台では戻り売りなどが出たため、滞空時間は短かった。今週発表の米インフレ指標の下振れを受けて、米金融引き締め長期化観測が一段と後退する中、ドルの戻りは鈍かった。日銀が現行の金融緩和策を修正するとの観測も根強い。
・ユーロドルはほぼ横ばい。NY市場に限れば1.12ドル台前半から半ばでの狭いレンジ取引に終始した。NY時間の安値は1.1210ドル、高値は1.1244ドルで値幅は0.0034ドル程度だった。
・ユーロ円は続伸。ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが出て、23時過ぎに一時156.14円と日通し高値を更新した。そのあとは155円台後半で値動きが鈍った。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸。好決算を発表したユナイテッドヘルス・グループが7%超上昇し、1銘柄でダウ平均を230ドルほど押し上げた。メルクやアムジェンなど関連銘柄にも買いが波及した。JPモルガン・チェースも決算内容が好感されて底堅く推移した。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5日ぶりに反落した。前日に1年3カ月ぶりの高値を付けたあとだけに利益確定目的の売りが優勢となった。
・米国債券相場で長期ゾーンは5日ぶりに反落。前日まで4日続伸した反動でポジション調整目的の売りが優勢となった。7月米消費者態度指数速報値が予想を上回ったことも相場の重し。
・原油先物相場は4日ぶりに反落。昨日までの3日続伸で終値ベースでは4ドル近く上げていたこともあり、週末を控えて利益確定の売りが優勢となった。リビアの油田閉鎖は続いているようだが、市場は昨日の買いで供給懸念について一先ず織り込んだもよう。
・金先物相場はほぼ横ばいだった。7月米ミシガン大学消費者態度指数・速報値が予想より強いことがわかると売り戻しが入り、1955ドルを割り込む場面があった。もっとも為替相場でドルが対ユーロで再び売られ、割安感が生じたドル建て金に買いが入りプラス圏まで切り返した。