人生100年時代を健康で楽しむために!今すぐ始めるべき健康投資とおすすめの取り組み4選

「最近、疲れが取れにくくなった」「健康診断の結果が気になる」「将来、病気にならずに過ごせるか不安」そんな悩みを抱えていませんか?


現代はストレスや不規則な生活が当たり前になり、健康を後回しにしがちです。しかし、そのままの生活を続けていると、将来的に病気のリスクが高まります。


実際、日本の平均寿命は男性81歳・女性87歳と長寿ですが、健康寿命はそれよりも約10年短いのが現状です。つまり、多くの人が人生の最後の10年間を病気や介護の不安とともに過ごしています。


こうした状況を防ぐために、今からできるのが「健康投資」です。健康投資とは、未来の自分のために食事・運動・医療へ時間やお金をかけ、健康を維持させることです。


本記事では健康投資の意味を紹介しつつ、おすすめの取り組みを4つ紹介しています。将来的に健康で元気に過ごしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。



健康投資とは?時間やお金をかける価値がある理由

健康投資と聞くと、多くの人は「健康のためにお金を使うこと」と考えるかもしれません。


しかし、本質は将来の健康を維持・向上させるために、今できる行動を積み重ねることです。今までの食事・運動・娯楽にかかわる生活習慣を見直して、長期的に健康でいられるよう取り組むことを指します。


では、なぜ健康に時間やお金をかける価値があるのでしょうか?


健康を維持できれば、将来的な医療費を抑えられます。厚生労働省が発表している生涯医療費(令和3年度)を参考にすると、男女ともに80歳まで生きた場合に2300万円以上の医療費がかかるというデータがありました。


医療費の自己負担は保険によって1~3割に抑えられますが、それでも支払額は最大800万円ほどになります。さらに全体の半分近くが老後である60歳以上に集中しており、老後をどれだけ健康で過ごせるかが将来の医療費に直結するのです。


また、健康状態が良いと仕事の生産性や集中力が向上して、休日を活動的に過ごせて生活の質が高まります。例えば、睡眠不足や運動不足が続くと判断力や思考力が低下し、ミスが増えることも。


逆に、適度な運動やバランスの良い食事を心がけることで、頭がスッキリ冴えて仕事の効率も上がります。健康投資は、ビジネスパーソンにとっても大きなリターンを生むのです。


どれだけ資産を築いたとしても、健康を失ってしまえばそのお金を自由に使うことはできません。お金で一時的に治療を受けることはできても、失われた健康を完全に取り戻すことは難しいのです。


したがって、健康は最も価値のある資産であり、長期的な視点で守るべきものといえます。


健康寿命を延ばすことが将来を元気で楽しく過ごすカギ

健康寿命とは「病気やケガで寝たきりになったりせず、自立して生活できる期間」のことです。つまり、ただ長生きするだけでなく、元気に活動できる期間を指します。


日本人の平均寿命は「男性・約81歳」「女性・約87歳」ですが、健康寿命はそれよりも約10年短いのが現状です。つまり、多くの人が人生の最期の10年近くを、何らかの健康問題を抱えながら過ごしています。


 

画像引用元:図表1-2-6 平均寿命と健康寿命の推移|厚生労働省


今日からできる!効果的な健康投資へのおすすめな取り組み4選

健康投資は将来の健康を守るための先行投資です。しかし、何から始めればいいのかと迷う方も多いのではないでしょうか?


そこで、今日からできる健康投資の具体的な取り組みを4つご紹介します。すべてお金をかけなくても実践できるものばかりなので、できることから取り組んでみてください。


1.食事への投資

食生活は、健康を大きく左右します。炭水化物や糖分、脂質中心などバランスの悪い食事を続けていると、肥満・生活習慣病・免疫力の低下を引き起こし、将来の健康を損なう可能性も。


だからこそ、食事習慣を見直して健康的な生活を心がけてみてください。


たとえば、加工食品やジャンクフードに含まれる添加物や過剰な塩分・糖分は、病気の要因につながります。また、野菜・たんぱく質・発酵食品を意識的に摂取することで、腸内環境が整い、免疫力アップにもつながります。


忙しい人は、マルチビタミンやオメガ3脂肪酸などをサプリメントで補うのも一つの方法です。少し意識を変えるだけで、食事から健康を作れます。


2.運動への投資

運動は筋力や代謝を維持し、生活習慣病や認知症の予防につながります。運動習慣のなかった人はジムに通うとハードルが高く感じられるため、まずは普段の生活のなかで取り入れられるものから試してみるのがおすすめです。


たとえば、エレベーターやエスカレーターではなく階段を使ったり、電車を使う場合は目的地の1駅分前で降りて歩いたりして、小さな工夫で運動量を増やせます。


他にも、自宅でできる運動を習慣化するのもおすすめです。スクワットやストレッチ、ラジオ体操など、家の中でも手軽にできる運動を取り入れましょう。


運動は1回をハードに行うよりも毎日続けることが大切です。日常生活のなかに取り入れやすい方法を見つけて、無理なく習慣化していきましょう。



3.医療・予防への投資

病気になってから治療するのではなく予防に投資することが、健康寿命を延ばす鍵です。定期的な健康チェックや早期発見の意識を持つことで、将来的な病気リスクを減らせます。


たとえば、会社の健康診断だけでなく健康診断・人間ドックを定期的に受けたり、がん検診などの追加検査も検討してみてください。また、口腔内の健康は肺炎予防にもつながるため、定期的な歯科検診やフロス・マウスウォッシュの活用もおすすめです。


他にも、インフルエンザや肺炎球菌などのワクチン接種を受けることで、病気のリスクを減らせます。


4.メンタルヘルスへの投資

心の健康は、身体の健康と同じくらい大切です。ストレスが蓄積すると、自律神経が乱れて夜眠れなくなり、体調不良の原因になります。メンタルヘルスへの投資を意識することで、心身ともに健康な生活を送ることができます。


今日からできるメンタルヘルスへの投資として、質の高い睡眠を確保することが大事です。

寝具を見直したり、寝る前のスマホ使用を控えたりするだけで、睡眠の質が向上します。


また、1日のなかでリラックスできる時間を作るのもおすすめです。風呂にゆっくり浸かったり、好きな音楽を聴いたりしてみて、リラックスする時間を確保しましょう。


心の健康が整うと毎日がより充実したものとなり、身体の健康にも良い影響を与えます。


健康投資は未来の自分への最高のプレゼント

健康投資は、長く元気に過ごすための未来への自己投資です。今の生活習慣を少しずつ見直して、食事・運動・予防・メンタルケアに意識を向けることで、より充実した人生を送れます。


どれだけ資産を築いても、健康を失ってしまえばそのお金を自由に使うことはできません。健康で過ごせたら、好きなことを楽しみながら、家族や友人との時間も充実させられます。


今日からできることを1つでも始めてみてはいかがでしょうか。

独立系ファイナンシャルプランナー

藤崎 竜也

「独立系ファイナンシャルプランナーとして執筆業を中心に活動中。2019年から教育資金や老後資金を蓄えるために投資を始める。実体験をもとに、専門用語をわかりやすく解説するのが得意。2級ファイナンシャル・プランニング技能士資格を取得し、現在は金融ジャンル(資産運用・投資・不動産・保険)をメインに執筆している。

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