「イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。
さて、今回もユーロドルです。
前回は買いから入りましたが、今回は売りからです。
相場だから、上がる時もあれば、下がる時もあるので売った・・・というわけではなく。
なぜ売ろうかと思ったのは後ほど。
皆様の参考になれば幸いです。
リズムが崩れる
買いの時から気にしていたもの、それはリズムです。
前日の安値を割らずに上昇を続ける、その一点です。
6月23日に大陽線を付けてからは、まさに上昇トレンドそのものという動きが続きました。
その手前の陽線2つも入れると、なんと9連騰(9日連続陽線)です。
しかし、今月2日にそのリズムが崩れます。
ただ、4日は米国休場で市場参加者の減少が見込まれることや、トランプ政権になってからは週末リスクを背負いたくないということもあり、7日に売ることにしました。
この時書いた記事はこちら。
ユーロドル、平均コスト1.1751ドルの買いは1.1761ドルでクローズ。前日の安値を割らないリズムが崩れ、流れが変わった可能性から現在レート1.1766ドルで売る。ストップは1.1830ドル。1.17ドル前半で底堅い場合など、利確とストップは機動的に行いたい。
悩みどころ、さてどうするか
その後、ユーロドルは上値を切り下げるもゆっくり、しかも下押しは1.1680ドルレベルで下げ渋るといった、悩ましい展開に。
明確に下落トレンドにあるとは言い難く、むしろ上昇トレンドの調整局面ではないかと言われてしまいそうなチャート形状となっています。
そうした中、売りポジションを持つことは流れに逆らうということでもありますので、気合を入れてポジションを引っ張るのは違うと思いました。
そうなると、出来る手立てとしては
・ストップ水準の見直し
・ポジションの数量を減らす
ことくらいしかないと思います。
今回はストップ位置を若干見直すと共に、利益が出る水準で一部ポジションをカットしました。
10日にこう書きました。
ユーロドル1.1766ドル売りは、半分だけ現在レート1.1733ドルで決済。残りのストップは1.1810ドルのまま、1.1680ドルレベルを下抜けるか見守りたい。
いつも書いていることですが、投資家が相場に対して取れる選択肢は「売り」か「買い」しかなく、どれも選択できないは「様子見」となります。
「売り」か「買い」のどちらも適さない局面が来たと見たら、その時は積極的に「様子見」を選択したいと思います。
※Trading Viewより
現在保有ポジション(執筆時点)
ユーロドル 1.1766ドル売り少量