2025年上半期IPO 上場来高値接近と上場来安値接近 儲かるのはどっち? 結果確認

前回は2025年の上半期のIPO(地方上場除く)について、2025年12月15日時点の株価が上場来高値に近い3銘柄、上場来安値に近い3銘柄を紹介しました。

今回は結果確認編として、上場来高値接近と上場来安値接近のどちらが儲かったのか確認したいと思います。なお、結果は2025年12月15日の終値と2026年1月15日の終値との比較となります。



上場来高値に接近していた銘柄

上場来高値に接近していた3社の結果をみていきます。


1. IACEトラベル(343A)

主に法人を対象にした旅行会社であるIACEトラベルは、2025年4月7日に東京証券取引のスタンダード市場に上場しました。初値は公開価格1000円を下回る864円と低調なスタートとなりました。


スタートは躓いたものの、その後は順調に上値を伸ばしました。2025年12月15日の終値は1653円となっており、2025年11月13日に付けた上場来高値1750円に接近していました。


2026年1月15日の終値は1446円と2025年12月15日の終値1653円を12.5%下回る結果となりました。




2. ミーク(332A)

主力はMVNO支援で、第2の柱は企業のIoTやDXの導入支援となっているミークは、2025年3月21日に東京証券取引のグロース市場に上場しました。初値は公開価格800円を上回る845円と堅調なスタートとなりました。

2025年12月15日の終値は940円となっており、2025年6月10日に付けた上場来高値1056円に接近していました。


2026年1月15日の終値は1251円と2025年12月15日の終値940円を33.1%上回る結果となりました。




3. プリモグローバルホールディングス(367A)

ブライダルジュエリー小売り大手のプリモGHDは、2025年6月24日に東京証券取引のスタンダード市場に上場しました。初値は公開価格2150円を下回る2013円。低調なスタートとなりました

2025年12月15日の終値は1910円となっており、2025年10月16日に付けた上場来高値2230円に接近していました。


2026年1月15日の終値は2245円と2025年12月15日の終値1910円を17.5%上回る結果となりました。




上場来安値に接近していた銘柄

上場来安値に接近していた3社をみていきます。


1. ブッキングリゾート(324A)

高級・小規模リゾート施設の開発・集客・運営まで行う完全集客支援事業が主力のブッキングリゾートは、2025年2月21日に東京証券取引のグロース市場に上場。初値は公開価格1240円を大幅に上回る1550円と好調なスタートとなりました。

2025年12月15日の終値は950円となっており、同日に付けた安値942円が上場来安値となっていました。


2026年1月15日の終値は1050円と2025年12月15日の終値950円を10.5%上回る結果となりました。




2. フライヤー(323A)

ビジネス書の要約サービスをサブスク展開するフライヤーは、2025年2月20日に東京証券取引のグロース市場に上場。初値は公開価格680円を上回る1178円と好調なスタートとなりました。

2025年12月15日の終値は448円となっており、2025年4月7日に付けた上場来安値443円に接近していました。


2026年1月15日の終値は480円と2025年12月15日の終値448円を7.1%上回る結果となりました。




3. ウェルネス・コミュニケーションズ(366A)

健診の予約や結果の一元化を行う事業を企業向けに展開するウェルネス・コミュニケーションズは、2025年6月23日に東京証券取引のグロース市場に上場。初値は公開価格2480円を大きく上回る3300円と堅調なスタートとなりました。

2025年12月15日の終値は2177円となっており、同日に付けた安値2108円が上場来安値となっていました。


2026年1月15日の終値は2301円と2025年12月15日の終値2177円を5.7%上回る結果となりました。




結果

今回の結果は上場来高値接近2勝1敗、上場来安値接近3勝となり、勝率は上場来安値接近の勝ちとなりました。しかし、上昇率は上場来高値接近のミークが33.1%の上昇、プリモグローバルホールディングスが17.5%の上昇となり、上場来高値接近のパフォーマンスの良さが目立ちました。


前回の「2024年IPO 上場来高値接近と上場来安値接近 儲かるのはどっち?」の結果は、上場来高値接近は1勝2敗、上場来安値接近は3勝でした。前回、今回ともに上場来安値接近が3勝となっています。この結果を踏まえると、上場来安値接近にチャンスがありそうです。今後も定期的に確認していきたいと思います。


日本株情報部長

河賀 宏明

証券会社、事業会社におけるIR担当・経営情報担当、FPや証券アナリスト講師などを経て2016年に入社。 金融全般に精通。証券アナリスト資格保有。 「トレーダーズ・ウェブ」向けなどに、個別株を中心としたニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 株主手帳、日経CNBC「朝エクスプレス」、日経マネー

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