「ユニプレス」と「ヨドコウ」は、どちらも高配当でありながら株主優待としてカタログギフトがもらえる人気の銘柄です。今回はこの2銘柄について、優待内容や到着時期、配当利回り、今後の業績見通しまで分かりやすく解説します。
ユニプレス(5949)
ユニプレスは、自動車用プレス部品を製造・販売するプレス部品メーカーです。車体の骨格を作る車体プレス、駆動系に必要不可欠な精密プレス、金属以外の樹脂部品の樹脂プレスの3つの事業を展開しており、全ての事業で、部品製造に必要な設備や新技術の開発を行っています。
2025年度の売上高は約3300億円、経常利益は約137億円でした。2026年度は売上高が約2950億円、経常利益は約90億円となる予想です。減収・減益の背景には、車体プレス製造の多くを担う日産自動車の販売不振や、中国事業再編に伴う特別損益の影響があると考えられます。
株価は低迷傾向
2026年2月時点の株価は約1500円です。2017年まで約3200円だった株価は、当時の日産自動車社長だったカルロス・ゴーン氏の逮捕により、2020年には約800円まで下落しました。その後は約600円から約1500円の間で株価変動を繰り返しており、低迷傾向が続いています。
株主優待ポイントはカタログギフトで交換
ユニプレスの株主優待は、毎年3月末の権利確定日に、100株以上の株式を保有する株主に対して、保有株数および保有年数に応じて贈呈されます。株主優待の内容は株主優待ポイントで、7月上旬頃に贈呈されます。
株主優待ポイントは、食料品や金券、雑貨などが掲載された株主優待専用カタログの中から、1ポイント1円相当の商品と交換可能です。保有株数および保有年数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。

配当金は年2回
2026年度の配当金は、9月末の中間配当で30円、3月末の期末配当で30円の、年間1株当たり60円となる予想です。この金額は、2022年度の10円、2023年度の20円、2024年度の35円から3期連続で増配となった2025年度と同じ金額を維持しています。
ユニプレスの利回り
1株1500円で100株購入した場合、投資金額は15万円になります。配当金額は年間1株当たり60円のため6000円となり、配当利回りは約4.0%です。
なお、各年度の平均株価から算出した配当利回りの実績は、2022年度は約1.1%、2023年度は約2.4%、2024年度は約3.3%、2025年度は約5.1%でした。2024年頃から急激に配当利回りが高くなっていることが分かります。

ヨドコウ(5451)
ヨドコウは、建築・家電・住宅設備に使われる鋼板製品の製造・販売を行う企業です。鋼板を使った「ヨド物置」などの外構商品は一般消費者にも広く知られています。また、産業用ロールの製造やグレーチングの販売、不動産事業、太陽光発電事業などさまざまな事業を展開しています。
2025年度の売上高は約2100億円、経常利益は約216億円でした。2026年度は売上高が約1990億円、経常利益は約170億円となる予想です。売上高は今期、減収見込みではあるものの、2022年度以降約2000億円前後をほぼ横ばいで推移しています。
株価は上昇傾向
2026年2月時点の株価は約1400円です。2022年までは約500円前後を推移していましたが、2023年頃から上昇し始め、現在も上昇傾向が続いています。株価上昇の理由には、2022年頃から世界的に鋼板の価格が上昇したことや台湾の事業好調により業績が上がっていることが考えられます。
株主優待のカタログギフトはいつ届く?
ヨドコウの株主優待は、毎年3月末の権利確定日に、500株以上の株式を保有する株主に対して、保有株数および保有年数に応じて贈呈されます。贈呈される株主優待の内容は、カタログギフトとヨドコウ迎賓館入場券です。
さらに、2026年3月末の権利確定日のみ、100株以上の株式保有者に対し、1000円相当のオリジナルクオカードも贈呈されます。贈呈される株主優待は、すべて6月下旬頃に送付されます。なお、保有株数および保有年数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。

配当金は減配
2026年度の配当金は、9月末の中間配当で20円、3月末の期末配当で40円の、年間1株当たり60円となる予想です。この金額は、2025年度の70.2円から減配しています。
ヨドコウの利回り
1株1400円で100株購入した場合、投資金額は14万円になります。配当金額は年間1株当たり60円のため6000円となり、配当利回りは約4.3%です。
なお、各年度の平均株価から算出した配当利回りの実績は、2022年度は約4.1%、2023年度は約4.5%、2024年度は約5.6%、2025年度は約6.4%でした。毎年4%以上の高配当が継続していることが分かります。

ユニプレスとヨドコウの将来性は?
ユニプレスは日産自動車の販売動向や中国事業再編など、業績回復のタイミングが今後のカギになると考えられます。業績が伸び悩んでいる中で配当利回りは年々高くなっており、今後も高配当が続くのかにも注意が必要です。
ヨドコウは鋼板価格や海外事業の動向に左右される面はあるものの、安定した高配当実績と事業の多角化が強みです。今期減配したにもかかわらず、株価が上昇し続けている点からも、今後さらなる好業績が期待されていると考えられます。
高配当と株主優待だけでなく、企業としての将来性を見極めてから、投資先として検討してみてはいかがでしょうか?


