20日の日経平均は反発。終値は120円高の27688円。東京市場が休場の間の米国株が均せばしっかりとなったことから、16日に大きく下げた反動で200円超上げて始まった。そこからすぐに上げ幅を300円超に広げたが、27900円台に乗せたところで買いが一巡。開始早々に高値をつけた後は失速した。ただ、上げ幅を2桁に縮めると、改めての買いが入って持ち直した。再び上げ幅を3桁に広げた後は、100円強上昇した27700円近辺で値動きが落ち着き、後場は狭いレンジでのもみ合いに終始した。米金利上昇を受けて新興グロース株には売りが出ており、グロースコア指数やマザーズ指数はやや大きめの下落となった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆5500億円。業種別ではゴム製品、食料品、鉄鋼などが上昇した一方、海運、不動産、精密機器などが下落している。
上方修正を発表したミタチ産業(3321)が急騰。反面、韓国子会社の株式上場に関する詳細を発表したダブル・スコープ(6619)は、公募価格の水準が市場の期待を下回ったことで売りが殺到。場中は値がつかずストップ安比例配分となった。