先週はダウ平均、ナスダック総合がともに4週続落 イラン情勢や原油高が重し
先週の米国株式市場ではダウ平均が2.11%安、ナスダック総合が2.07%安とそろって4週続落しました。
イラン情勢の悪化を受けた原油相場の乱高下を睨んでもみ合いましたが、米2月生産者物価指数(PPI)の上昇や、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けて利下げ期待が後退し、米国債利回りが上昇したことが重しとなりました。週末金曜日は米国がイランへの地上部隊の大規模派遣に向けた準備を進めているとの報道も嫌気されました。
ダウ平均、ナスダック総合はともに年初来安値を更新し、年初来ではダウ平均が5.17%安、ナスダック総合が66.86%安となりました。最高値からの下落率はダウ平均が9.19%、ナスダック総合が9.65%となり、高値から10%安となる「調整相場」入りが目前に迫りました。
機関投資家が運用のベンチマークとするS&P500は木曜日に2025年5月以来、10カ月ぶりに長期トレンド・ラインの200日移動平均線を割り込みました。

マイクロンの12-2月期決算は予想を上回る大幅増収増益 ガイダンスも予想を上回る
注目された米半導体製造大手のマイクロン・テクノロジー(ティッカー:MU)の決算は市場予想を上回る増収増益となり、ガイダンスも予想を上回りました。
マイクロン・テクノロジーはデスクトップ・パソコンやサーバーに搭載されるダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)と、スマートフォンやソリッドステート・ハードドライブに搭載されるフラッシュメモリの市場をリードする企業です。
また、AIサーバー向け高帯域幅メモリ(HBM)の主要サプライヤーでもあり、AI向けデータセンター建設の急増を受けて、使用されるHBMの需要の高まりを背景に業績が急拡大しています。
マイクロン・テクノロジーが3月18日引け後に発表した2026年度第2四半期(12-2月)決算は、売上高が前年同期比196.3%増の238億6000万ドルとなり市場予想の200億6700万ドルを上回りました。
純利益が同686.4%増の140億2100万ドルとなり、調整後の一株当たり利益(EPS)は12.20ドルと市場予想の9.31ドルを大幅に上回りました。
第3四半期(3-5月)の見通しについては、売上高を前年同期比260%増となる335億ドルとし、市場予想の243億ドルを大きく上回りました。調整後EPSは19.15ドルとし、市場予想の12.05ドルを大幅に上回りました。

マイクロンの株価は利益確定売りが優勢も、年初来では48%超上昇
マイクロン・テクノロジーの2026年度第2四半期(12-2月)決算は、10四半期連続の増収となり、第3四半期(3-5月)についても前年同期比260%増の大幅増収見通しが示されましたが、株価は利益確定売りが優勢となりました。
マイクロンの株価は19日の取引で一時、前日比40.55ドル安(-8.78%)の421.18ドルまで下落し、17.46ドル安(-3.78%)の444.27ドルで終了。5営業日ぶりの大幅反落となりました。
週末の20日の取引でも前日比4.81%安と大幅続落し、週間では0.76%安と小幅反落となりました。年初来では48.17%高となり、2024年末からでは380.45%高となりました。




