29日の日経平均は大幅反発。終値は248円高の26422円。欧米の長期金利が低下して米国株が大幅高となったことを受けて、寄り付きから3桁の上昇。配当落ち分を埋めて始まったことで、開始直後には上げ幅を200円超に広げた。26500円を前にしては上値が重くなり、いったん失速。上げ幅を2桁に縮め、前場は安値圏で終えた。しかし、後場は改めての買いが入って上げ幅を拡大。ここでも26500円に接近したところでは上値が抑えられたが、大きな失速もなく高値圏で取引を終えた。配当落ち分が220円程度あることを踏まえると、実質的には400円超上昇したことになる。
東証プライムの売買代金は概算で3兆2400億円。業種別では医薬品、繊維、陸運などが上昇した一方、海運、鉄鋼、銀行などが下落している。
前日にストップ高比例配分となったエーザイ(4523)が、本日も場中には値が付かず、連日のストップ高比例配分。半面、日本郵船(9101)など海運大手3社は、配当落ちの影響で見た目の水準が大きく切り下がったが、それを考慮した基準値との比較でも大幅な下落となった。