(7日終値)
ドル・円相場:1ドル=146.63円(前営業日比△0.01円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=146.88円(△0.89円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0020ドル(△0.0063ドル)
ダウ工業株30種平均:32827.00ドル(△423.78ドル)
ナスダック総合株価指数:10564.52(△89.27)
10年物米国債利回り:4.21%(△0.05%)
WTI原油先物12月限:1バレル=91.79ドル(▲0.82ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1680.5ドル(△3.9ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
9月米消費者信用残高 249.8億ドル 301.9億ドル・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは続伸。米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの観測を背景に全般ドル売りが先行。ビルロワドガロー仏中銀総裁が欧州時間に「インフレが明らかにピークに達していない限り、利上げを停止すべきではない」と発言したこともユーロ買いを促し、一時1.0034ドルまで値を上げた。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁も「インフレはあまりに高すぎる」「インフレを2%に戻さなければならない」などと述べた。
なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時110.05まで低下した。
・ドル円はほぼ横ばい。ユーロやポンドに対してドル売りが進むと、円に対してもドル売りが先行。市場では「8日投開票の米中間選挙や10日発表の10月米消費者物価指数(CPI)など、米重要イベントを前に持ち高調整目的のドル売りが出た」との声も聞かれ、一時146.09円と日通し安値を更新した。
ただ、ユーロ円やポンド円などクロス円が上昇した影響も受けたため、下値は限定的だった。米10年債利回りが4.22%台まで上昇したことも相場を下支えした。
・ユーロ円は続伸。ユーロドルの上昇につれた買いが入ったほか、米国株高に伴う円売り・ユーロ買いが出て、一時147.00円と日通し高値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。8日投開票の米中間選挙や10日発表の10月米CPIを見極めたいとのムードが強まる中、金融株や消費関連株の一角に買いが先行。FRBが利上げペースを減速するとの観測も引き続き買いを促した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸した。「大規模な人員削減に着手する計画」と伝わったメタ・プラットフォームズが大幅高となった。
・米国債券相場で長期ゾーンは4日続落。8日投開票の米中間選挙や10日発表の10月米CPIの内容を見極めたいとのムードが強まる中、しばらくはもみ合いの展開が続いた。ただ、米国株相場が堅調に推移すると相対的に安全資産とされる米国債には売りが出た。
・原油先物相場は反落。中国が現在のゼロコロナ政策を維持するとの報道をきっかけに、中国の景気減速懸念を嫌気し原油先物は反落した。欧州通貨を中心にドル売りが進むと、ドルで取引される原油先物は割安感から買われる場面もあったが上値は重いままだった。
・金先物相場は続伸。前営業日比でほぼ横ばいでの取引が続いていたが、ポンドやユーロに対してドル安が進むと、ドルで取引される金先物は割安感から買いが優勢となり続伸して引けた。