ヤマダデンキの株主優待が超お得だということをご存知ですか?ヤマダデンキとビックカメラは全国に店舗を構える大手家電量販店です。家電だけでなく、生活用品やおもちゃなど幅広い商品を取り揃えているため、子どもからお年寄りまで数多くの人が利用しています。
ヤマダデンキの株主優待
株主優待の内容は変更される可能性もありますが、2022年現在、権利確定日は3月と9月の年2回あり、それぞれ500円分のお買い物優待券が保有している株式の数によって年間複数枚もらえます。
2020年9月の権利確定日までは、100~500株未満の保有者に3月末に2枚、9月末に4枚と現在の2倍贈呈されていたようです。さらに同時に長期保有者への継続特典も廃止されたため、今後も株主優待の内容に変更が出る可能性が考えられます。
利用時の注意点
お買い物優待券を利用するための条件は、税込み1000円ごとに500円分の優待券が1枚利用できることです。つまり、1回のお会計金額が税込み1000円未満の場合は利用できず、2000円分のお買い物をした時は優待券を2枚まで利用できます。また、1回のお買い物で利用できる優待券は最大50枚までです。
お買い物優待券の利用は店頭で商品を購入する際の代金支払いに限られており、インターネット通販や修理代金の支払いには使用はできません。その他、取り扱いができない店舗や、一部お買い物優待券を利用して購入することのできない商品もありますので注意が必要です。
ヤマダホールディングス(9831)
ヤマダデンキを運営するヤマダホールディングスには、家電販売の他にも住建事業や金融、環境資源開発などさまざまなグループ会社があります。同社の2022年現在の株価は約480円で、配当金は1株あたり18円です。
例えば、100株購入すると投資金額は約4万8000円ほどで、もらえる株主優待券は1年間に1500円分です。配当金は1800円なので、1年間で3300円分の利益が出ることになり、配当と優待で得られる利回りは約6.88%です。利回り3%を超えれば高利回りと呼ばれる中、2021年に株主優待の内容が改悪されてもなお、6.8%超えの株はかなりお得だと言えます。
ビックカメラの株主優待
こちらも株主優待の内容は変更される可能性もありますが、2022年現在、権利確定日は2月と8月の年2回あり、それぞれ1000円分のお買い物優待券が保有している株式の数によって年間複数枚もらえます。また、8月末には1年以上もしくは2年以上継続して株式を保有している株主を対象に、長期保有特典が贈呈されます。
利用時の注意点
ビックカメラのお買い物優待券がヤマダデンキとは異なる点は、お会計金額に対する使用枚数の制限がない点と、店頭での支払いに加えインターネット通販でも利用できる点です。ヤマダデンキと同じ点には、一部お買い物優待券を利用して購入することのできない商品がある点と、優待券利用金額分のポイントがつかない点が挙げられます。
また、ビックカメラの他、グループ会社である同じ家電量販店の「ソフマップ」と「コジマ」でも優待券を利用することが可能です。ただし、コジマは店頭のみ優待券の利用が可能で、インターネット通販では優待券を利用することができません。
インターネット通販での利用方法
インターネット通販で優待券を利用する場合、サイトから商品を注文し一度全額支払いをした後14日以内に申請手続きをする必要があります。申請手続きに必要な書類は、お買い物優待券とサイトから印刷できる「利用票」です。2つの書類を指定の送付先へ郵送すると、1カ月程度で優待券分の現金が口座に振り込まれます。
お買い物優待券を利用して商品を購入した場合、優待券利用金額分のポイントはつきません。しかし、インターネット通販で一度全額支払いをすると、商品代金分のポイントが勝手に付与されるため、口座には付与されたポイント分を差し引いた金額が振り込まれます。ポイントは利用しないと失効してしまうため、無駄にならないよう注意が必要です。
ビックカメラ(3048)
ビックカメラの2022年11月現在の株価は約1000~1200円で、2022年1月の約950円から徐々に株価を上げています。過去10年間の株価チャートを見ると、約400円から約1700円まで大幅な価格変動を繰り返しているのが特徴です。2022年の配当金は1株あたり15円でした。
例えば、100株購入すると投資金額は約10~12万円ほどで、もらえる株主優待券は1年間に3000円分です。配当金は1500円なので、1年間で4500円分の利益が出ることになります。仮に1株1100円で100株購入したとすると、配当と優待で得られる利回りは約4.1%と比較的高利回りな銘柄です。
まとめ
大手家電量販店「ヤマダデンキ」と「ビックカメラ」の株主優待について紹介しました。どちらも高利回りなおすすめ銘柄ですが、より利回りが高くお得感の強いヤマダデンキと利用条件なしでインターネット通販も利用できる便利なビックカメラ、近くに店舗があるかどうかや商品購入時の平均価格など、より利用しやすい方を検討してみてください。