【暗号資産】ビットコインやイーサリアムなど今話題の暗号資産を初心者向けに解説

#暗号資産 #いまから… #ハウツー

2022年12月27日

「いまから」編集部

「暗号資産」とは何かご存知ですか？ビットコインやイーサリアムなどの、別名「仮想通貨」とも呼ばれる財産的価値のあるものです。暗号資産が他の通貨とは異なる特徴や、資産として成り立つ仕組みについて、初心者向けに簡単に解説します。

暗号資産(仮想通貨)の特徴

参照：日本銀行HP

暗号資産とは、インターネットを通じてデータとして取引される、実体のない資産のことです。そのため、実体のある現金とは大きく異なる特徴をいくつも持っています。

特徴①法定通貨ではない

暗号資産は国が発行しているわけではないため、現金などの法定通貨には該当しません。また、企業などが管理しているわけではなく、世界中の暗号資産ユーザーがそれぞれ管理しています。そのため、第三者を介さずユーザー同士で暗号資産の取引を行うので、銀行などとは異なりいつでも取引が可能です。

特徴②価格変動が大きい

暗号資産はきちんとした財産的価値のあるものなので、商品購入の代金を支払ったり、現金に変換したりすることが可能です。しかし、法定通貨のように価値を裏付ける国や企業がないため、暗号資産を持っている人と買いたい人の需要と供給で価値が決まります。そのため、価格変動が大きく激しいのが特徴です。

特徴③世界中どこでも同じ価値で使える

日本円をアメリカで使おうとする場合、為替相場のレートに応じてアメリカドルに両替する必要があります。また、両替のためには手数料も必要です。しかし暗号資産は法定通貨ではないため為替レートの概念はありませんし、銀行などの第三者を介さないため手数料も必要ありません。

暗号資産の安全性

暗号資産は「ブロックチェーン技術」を用いてハッキングなどによるデータの改ざんが防止される仕組みを採用しています。ブロックチェーン技術は、銀行などが採用している「中央集権型システム」よりもセキュリティ性能が高いです。

安全性が高いとはいえ、仮想通貨やビットコインと聞くと、コインチェックやマウントゴックスがハッキングによりビットコインなどの暗号資産を流出した事件を思い出し、「危険だ」と考える人もいるのではないでしょうか。

これらは「ブロックチェーン技術」がハッキングされたのではなく、取引会社の管理体制に問題があり流失した事件です。これらの事件以降、日本では暗号資産を安全に行うための法律が整備されたり、取引会社は金融庁への登録が必要になったりと対策が行われています。また、場合によっては個人でセキュリティ強化を万全に行うことで防ぐことも可能です。