(5日終値)
ドル・円相場:1ドル=136.75円(前営業日比△2.44円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=143.50円(△2.02円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0491ドル(▲0.0044ドル)
ダウ工業株30種平均:33947.10ドル(▲482.78ドル)
ナスダック総合株価指数:11239.94(▲221.56)
10年物米国債利回り:3.57%(△0.08%)
WTI原油先物1月限:1バレル=76.93ドル(▲3.05ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=1781.3ドル(▲28.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
11月米サービス部門PMI改定値 46.2 46.1
11月米総合PMI改定値 46.4 46.3
11月米ISM非製造業指数 56.5 54.4
10月米製造業新規受注(前月比) 1.0% 0.3%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は6日ぶりに大幅反発。前週末発表の11月米雇用統計に続き、本日発表の11月米ISM非製造業指数が予想を上回ったことが伝わると、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化が改めて意識されてドル買いが優勢となった。米10年債利回りが3.61%台まで上昇したことも相場の支援材料となり、一時136.86円まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは4日ぶりに反落。マクルーフ・アイルランド中銀総裁のタカ派的な発言をきっかけにユーロ買い・ドル売りが先行。22時前に一時1.0595ドルと6月28日以来の高値を付けた。
ただ、11月米ISM非製造業指数が56.5と予想の53.5を上回ったことが伝わると、一転ユーロ売り・ドル買いが優勢となり、5時30分過ぎに一時1.0481ドルと日通し安値を更新した。
・ユーロ円は3日ぶりに反発。ユーロドルの下落につれた売りが出た半面、ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが出て一時143.62円と本日高値を付けた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。前週末発表の11月米雇用統計に続き、本日発表の11月米ISM非製造業指数が予想以上に強い内容となったことで、FRBによる金融引き締めの長期化が改めて意識され、株売りを誘った。指数は一時580ドル超下げる場面があった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。「電気自動車(EV)のテスラは中国上海工場での生産縮小を計画している」との一部報道が嫌気されて、同社株は一時7%超下げた。
・米国債券相場で長期ゾーンは4日ぶりに反落。11月米ISM非製造業指数が予想を上回ったことが伝わると、FRBによる金融引き締めの長期化が改めて意識されて債券売りを促した。
・原油先物相場は続落。中国のコロナ規制緩和や石油輸出国機構(OPEC)プラス会合で現行の生産水準を維持することを決定したことを支えに時間外取引から買いが先行した。ただ、米長期金利の上昇と米経済指標の結果を受けてドル高が進み、ドル建ての原油は割高感から一転売りに押された。
・金先物相場は続落。米長期金利が大幅上昇し、金利が生じない金先物に売り圧力が強まった。また、予想比上振れの11月米ISM非製造業指数の結果を受けてドル高・ユーロ安が加速したことも金の売りを後押した。