(6日終値)
ドル・円相場:1ドル=137.00円(前営業日比△0.25円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=143.39円(▲0.11円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0467ドル(▲0.0024ドル)
ダウ工業株30種平均:33596.34ドル(▲350.76ドル)
ナスダック総合株価指数:11014.89(▲225.05)
10年物米国債利回り:3.53%(▲0.04%)
WTI原油先物1月限:1バレル=74.25ドル(▲2.68ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=1782.4ドル(△1.1ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月米貿易収支 782億ドルの赤字 741億ドルの赤字・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは続落。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが先行し、21時30分過ぎに一時1.0533ドルと日通し高値を付けたものの、前日に付けた6月28日以来の高値1.0595ドルがレジスタンスとして働くと失速した。
前週末の11月米雇用統計や前日の11月米ISM非製造業指数が予想を上回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ長期化観測が意識される中、ユーロ売り・ドル買いが出た。ダウ平均が一時520ドル超下落するなど、米国株相場が軟調に推移するとリスク・オフのドル買いも優勢となり、4時過ぎに一時1.0459ドルと日通し安値を更新した。
・ドル円は続伸。米長期金利が低下したことでNY序盤はドル売りが優勢となり、21時30分過ぎに一時135.97円と日通し安値を更新した。ただ、米国株相場が軟調に推移するとリスク・オフのドル買いが優勢となり、137円台前半まで持ち直した。
・ユーロ円は小反落。NY市場に限れば143円台前半から半ばでのもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。前週末の11月米雇用統計や前日の11月米ISM非製造業指数が予想以上に強い内容となったことで、FRBによる金融引き締めの長期化が意識されて株売りが優勢となった。指数は一時520ドル超下げる場面があった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落。「欧州連合(EU)は個人情報保護のため、一段の規制強化を決めた」と伝わると、メタ・プラットフォームズが6%超急落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは反発。米国株相場の下落を受けて相対的に安全資産とされる米国債には買いが入った。
・原油先物相場は3日続落。前日の流れを引き継ぎ、時間外取引から売りが先行した。ロシア産原油に対する追加制裁やエネルギー消費大国である中国の需要回復期待などを背景に買いが入る場面もあったが、ニューヨークタイムの為替市場でドルが対ユーロで上昇すると、ドル建ての原油は売りが加速した。
・金先物相場は3日ぶりに小反発。米長期金利が低下し、米株が大幅続落するなか、安全資産とされる金は買いが優勢となった。ただ、米引き締めの長期化観測や為替市場でドル高・ユーロ安が進んだことが重しとなり、上値は限られた。