(8日終値)
ドル・円相場:1ドル=136.67円(前営業日比△0.05円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=144.27円(△0.75円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0556ドル(△0.0050ドル)
ダウ工業株30種平均:33781.48ドル(△183.56ドル)
ナスダック総合株価指数:11082.00(△123.45)
10年物米国債利回り:3.48%(△0.06%)
WTI原油先物1月限:1バレル=71.46ドル(▲0.55ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=1801.5ドル(△3.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
前週分の米新規失業保険申請件数 23.0万件 22.6万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは続伸。欧州時間に一時1.0490ドルまで値を下げる場面もあったが、NY市場に入ると買い戻しが優勢に。米国株相場の上昇を背景にリスク・オンのドル売りが出ると、前日の高値1.0550ドルを上抜けて一時1.0565ドルまで上値を伸ばした。ただ、5日に付けた6月28日以来の高値1.0595ドルがレジスタンスとして働くと伸び悩んだ。
・ドル円は小反発。米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが出た半面、米国株高に伴うリスク・オンのドル売りが出たため相場は方向感が出なかった。明日9日の11月米卸売物価指数(PPI)や来週の11月米消費者物価指数(CPI)、米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを前に積極的な売買が手控えられた面もあった。
・ユーロ円は続伸。22時30分過ぎに一時143.50円付近まで売られたものの、アジア時間に付けた日通し安値143.25円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。米株高やユーロドルの上昇を支えに一時144.36円まで上値を伸ばした。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。FRBによる金融引き締めの長期化が意識された半面、今週に入り急ピッチで下落した反動で値ごろ感からの買いが入った。ただ、明日9日の11月米PPIや来週のFOMCなど重要イベントを前に積極的な買いは手控えられた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5日ぶりに反発。前日まで下げが目立ったハイテク株には押し目買いが入った。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反落。明日の11月米PPIや来週のFOMCなど重要イベントを前に、ポジション調整目的の売りが出た。
・原油先物相場は5日続落。今週に入り昨日まで3日連続で3%超の大幅下落となり、約1年ぶりの安値水準を更新し、その反動や値頃感から買いが先行した。ただ、世界の景気鈍化懸念が根強く、エネルギー需要の先行きに対する懸念で戻り局面で再び売りに押され、結局年初来安値を更新して取引を終えた。
・金先物相場は3日続伸。為替相場でドル安・ユーロ高が進み、ドル建ての金は割安感から買いが優勢となった。ただ、米長期金利・米株が上昇し、リスク選好ムードが強いことが重しとなり、上値は限られた。