12日の日経平均は横ばい。終値は3円高の26449円。前日の米国株高を好感し、寄り付きから26500円台に乗せた。一時26547円まで上値を伸ばしたが、買い一巡後は売りに押される展開。一部報道で「日銀が大規模緩和の副作用を点検する」と伝わり、政策修正への警戒感が重荷となった。一時26400円を下回ったものの、前場は小幅高で取引を終えた。後場はこう着感が強まり、値幅は36円程度。米国の12月消費者物価指数(CPI)の発表を前に方向感を欠き、かろうじてプラスを確保した。
東証プライムの売買代金は概算で2兆8000億円。業種別では、金融政策の修正を巡る思惑から銀行の上昇が目立ち、非鉄金属、保険などが上昇した。一方、不動産、繊維製品、その他製品などが下落した。
23.5期通期の業績予想の上方修正と期末配当の増額修正を発表したタマホーム(1419)が急騰。反面、23.2期3Q(9-11月)の営業利益の伸び悩みが嫌気された井筒屋(8260)が急落した。