(6日終値)
ドル・円相場:1ドル=132.66円(前営業日比△1.47円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=142.28円(△0.66円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0726ドル(▲0.0069ドル)
ダウ工業株30種平均:33891.02ドル(▲34.99ドル)
ナスダック総合株価指数:11887.45(▲119.51)
10年物米国債利回り:3.64%(△0.12%)
WTI原油先物3月限:1バレル=74.11ドル(△0.72ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=1879.5ドル(△2.9ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。前週末の1月米雇用統計を受けて米連邦準備理事会(FRB)が早期に利上げを停止するとの期待が後退する中、米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢となった。「次期日銀総裁に雨宮副総裁が就任を打診された」との一部報道を受けて、大規模金融緩和政策の早期修正観測が後退したことも引き続き円売りを誘った。アジア時間早朝に付けた132.56円を上抜けて一時132.90円と1月6日以来1カ月ぶりの高値を更新した。
米長期金利の指標である米10年債利回りも一時3.6530%前後と1月6日以来1カ月ぶりの高水準を記録した。
・ユーロドルは3日続落。米早期利上げ停止観測の後退で米長期金利が上昇すると全般ドル買いが優勢となった。3時前に一時1.0710ドルと1月9日以来の安値を付けた。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.77と1月9日以来の高水準を付けた。
・ユーロ円は続伸。ドル円の上昇につれた買いが入り一時142.67円付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値142.99円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。ユーロドルの下落につれた売りも相場の重し。
・トルコリラ円は底堅い動き。ドル円の上昇につれた円売り・リラ買いが出て、1時過ぎに一時7.06円と1月12日以来の高値を付けた。なお、6日にトルコ南東部で発生した一連の地震ではトルコと隣国シリアの死者はあわせて3000人を超えたと伝わったものの、相場への影響は限られた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落。前週末の1月米雇用統計の結果を受けてFRBが早期に利上げを停止するとの期待が後退。利上げ継続が景気を冷やすとの見方から、この日も株売りが続いた。ただ、このところ下げていたディフェンシブ銘柄に買いが入ったため、下値は限定的だった。ダウは上げに転じる場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落。
・米国債券相場で長期ゾーンは大幅続落。前週末の1月米雇用統計の結果を受けてFRBが早期に利上げを停止するとの期待が後退する中、債券売りが優勢となった。利回りは一時3.6530%前後と1月6日以来1カ月ぶりの高水準を付けた。
・原油先物相場は4日ぶりに小反発。先週末までの3日続落後、売りの勢いが落ち着き始めたところで、ゼロコロナ政策緩和による中国の経済活動活発化が需要増につながるとの期待が再燃。安値圏ながら戻りを試す動きとなった。
・金先物相場は4日ぶりに小反発。下落が続いた流れに一巡感が出てきた。しかし、米金利の上昇やドル高が重しとなり、反発力は限定的だった。