日経平均は3日ぶり小幅反落 AIインサイドがストップ高

2日の日経平均は3日ぶり小幅反落。終値は17円安の27498円。まちまちの米国株を受けて、寄り付きは小幅高。ただ、バリュー株が買われた一方でグロース株が売られており、前場では上げ幅を3桁に広げた後に急失速して下げ幅を3桁に広げるなど、値動きが不安定となった。強弱感が入り交じりながらも前場を小幅安で終えると、後場は前日終値近辺でほとんど値幅が出なくなった。終盤にかけてはプラス圏に浮上する場面もあったが、小幅な下落で取引を終了。節目の27500円もわずかに下回った。


東証プライムの売買代金は概算で2兆6800億円。業種別では鉄鋼、非鉄金属、海運などが上昇した一方、電気・ガス、証券・商品先物、銀行などが下落した。


日経新聞で東北大学と宇宙用AI開発で連携すると報じられ、会社からも同様のリリースが出てきたAI inside(4488)がストップ高。半面、2月度の月次で既存店売上高が2カ月連続で前年同期比マイナスとなったワークマン(7564)が大幅に下落した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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