日経平均は大幅続落 良品計画が大幅上昇

13日の日経平均は大幅続落。終値は311円安の27832円。10日の米国市場は、シリコンバレーバンクの経営破綻などから、株安、長期金利急低下、ドル安とリスクオフの動きとなった。これを受けて200円超下げて始まると、前場では下値模索の展開。金融株や自動車株が大きく崩れ、安いところでは500円超下げる場面もあった。一方、27600円台までで売りは一巡。後場に入ると下げ渋り、緩やかながら戻りを試しに行った。結局、300円を超える下落とはなったものの、大引け間際に後場の高値をつけた。


東証プライムの売買代金は概算で3兆1200億円。業種別では海運と鉱業の2業種がプラスで、陸運が小幅な下落。一方、銀行、保険、証券・商品先物など金融関連の下げが大きかった。


海外の月次好調が確認できた良品計画(7453)が大幅上昇。半面、自動車株がリスクオフの円高に強い売り反応を示しており、三菱自動車(7211)やマツダ(7261)が大幅安となった。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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