日経平均は4日ぶり大幅反落 後場下げ加速で474円安

5日の日経平均は4日ぶり大幅反落。終値は474円安の27813円。米国株安を受けて、寄り付きから3桁の下落となった。海運株以外は売られるというほぼ全面安の地合いの中、場中も下げ幅を広げる展開。序盤では28000円に接近したところで下げ渋る動きも見られたが、早いうちに節目を割り込むと、一段と下方向に勢いがついた。後場には一時下げ幅を500円近くに拡大。27700円台に突入したところで25日移動平均線を支えに踏みとどまったが、戻りは限られ400円を超える下落で終えた。


東証プライムの売買代金は概算で2兆8100億円。業種別ではプラスは海運のみ。相対的に値を保った情報・通信や水産・農林でも1%を超える下落となった。一方、鉄鋼、石油・石炭、卸売などの下げが大きくなった。


日経電子版で次世代原発向けにバルブを開発すると報じられた岡野バルブ製造(6492)が急伸。半面、1Qが大幅な減益となったバイク王&カンパニー(3377)が急落した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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