13日の日経平均は大幅反発。終値は475円高の32419円。注目の米6月CPIが米国株の買い材料となったことを受けて、寄り付きは3桁の上昇。米長期金利が低下して円高が一段と進行したことから、序盤では急速に値を消した。しかし、上げ幅を一桁に縮めたところで盛り返すと、一転して騰勢を強める展開。グロース株買いが活況となり、前場のうちに上げ幅を400円超に広げた。後場は500円超上昇する場面もあったが、32500円に接近したところでは伸び悩んだ。それでも強い基調は継続し、400円を超える上昇で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆2800億円。業種別ではサービス、電気機器、精密機器などが上昇した一方、水産・農林、保険、空運などが下落している。
3Qが前年同期比で営業赤字縮小となった出前館(2484)が、一時ストップ高となるなど急騰。半面、TSIホールディングス(3608)は1Qの利益が上期の計画を大幅に超過したが、株価が高値圏にあったことや上方修正がなかったことなどから、材料出尽くしと受け止められてストップ安まで売り込まれた。