日経平均は小幅反落 アドバンテストが大幅上昇

14日の日経平均は小幅反落。終値は28円安の32391円。米国株高を受けて寄り付きから3桁の上昇。しかし、場中は不安定な動きが続いた。開始直後に上げ幅を300円超に広げたかと思えば、急失速してマイナス転換。一転して下げ幅を3桁に広げたが、マイナス圏も定着せず、切り返して前場はプラスで終えた。後場は強めに始まったが、上げ幅を200円超に広げてくると上値が重くなり、13時辺りからはじわじわと値を消した。そこから下げに転じたところでは盛り返し、14時以降は前日終値近辺でもみ合ったが、引けにかけての動きがやや弱く、小幅な下落で取引を終えた。


東証プライムの売買代金は概算で3兆7600億円。業種別では海運、その他金融、証券・商品先物などが上昇した一方、電気・ガス、小売、陸運などが下落している。


米国でナスダックが強かったことを手がかりに、アドバンテスト(6857)が5.7%高と大幅上昇。反面、上期が計画を下振れたフィル・カンパニー(3267)が急落した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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