26日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比1.01%高の20170.04ポイントだった。中国企業指数は1.05%高の6920.99ポイント。メインボードの売買代金は概算で1027億7000万HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の20000ポイントを回復し、同水準を終日守って堅調に推移。終値ベースで12日以来2週間ぶりの高値を付けた。25日のNY市場で米長期金利が下がり、ハイテク株が買われた流れを引き継ぎ、幅広いセクターで買いが優勢となった。米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』が同日、監査法人の検査ルールを巡る米国と中国の協議が合意に近づいたと報じたことも支援材料。米証券取引委員会(SEC)から同ルールを順守していないと認定された中国企業が上場廃止を回避できるとの期待が広がった。
ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株のアリババ集団(09988)と美団(03690)が買われて相場の上昇を主導。、不動産開発の龍湖集団(00960)、医薬品開発受託の薬明生物技術(02269)、太陽光発電パネル用ガラスの信義光能(00968)は大幅に続伸した。石油株はペトロチャイナ(00857)とシノペック(00386)が上げた半面、CNOOC(00883)が下げた。前日大引け後に2022年6月中間決算を発表した申洲国際集団(02313)と中国人寿保険(02628)はともに反落。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は0.79%高の4302.17ポイントと続伸。データセンターの万国数拠(09698)、スマートフォン部品の瑞声科技(02018)、不動産業向けソフトウエアの明源雲集団(00909)が大幅に反発した。一方、ショート動画の快手科技(01024)、電気自動車の小鵬汽車(09868)が続落。前日大引け後に22年6月中間決算を発表したセンスタイム(00020)も安い。