節約のためには「物を買わない」ことが1番です。今「買わない節約術」としてサブスクが注目を集めていることはご存知ですか?サブスクとはサブスクリプションの略で、主に月額使用料を支払ってサービスをレンタルする契約のことです。今回は洋服と車のサブスクについてご紹介します。
買わない節約術①洋服のサブスク
あなたは年間いくら分の洋服を購入していますか?特に働く女性は、出社時にオフィスカジュアルな服装を求められる場合があり、服の購入費用が高くなりがちです。また、シーズンごとにクリーニングが必要だったり、保管場所が必要だったりと維持費もかかります。
さらに、高い費用を出して購入・維持した服も、同じような服をすでに持っていた、似合わなかった、着まわしづらかった、体型が合わなくなった、通販で購入したら失敗した、などでほとんど着ることなくタンスの肥やしになってしまう場合もあります。
洋服のサブスクサービスは、月額使用料を支払うことで毎月洋服をレンタルすることが可能です。サービス会社やプランによっては、専属のスタイリストが一人一人に合うコーディネートを選んで届けてくれるため、手軽な価格で自分に合う最新流行のファッションを楽しむことができます。
洋服のサブスクを利用する方法
洋服のサブスクを提供しているサービス会社によって利用方法は異なります。例えば、働く女性が選ぶNo.1に選ばれた「air closet」の利用方法は、下記の4ステップです。
①月額会員登録をしてプランを選択する
②スタイリストに好みや希望のファッションを伝える
③レンタルの洋服を受け取る(気に入らなければ交換可)
④商品を返却し、スタイリストにフィードバックを送信
利用する際の注意点
①購入費とサブスク費用を比較検討する
サブスクは利用してもしなくても毎月固定費用がかかります。利用するプランやその人の状況によっては、むしろサブスクの方が高くなる場合もあるので、毎年どれくらい洋服に費用を使っているか確認した上で利用を検討することが必要です。
②サービス会社の強みと手数料をチェック
サービス内容は少ないがブランド品の種類が多い会社や、スタイリストは付かないが月額料金が安い会社など、各サービス会社によって強みが異なります。事前にどのようなサービスを提供しているのか強みを把握した上でサービス会社を選びましょう。
また、サービス会社やプランによっては、月額料金の他に手数料が必要な場合があります。例えば、毎月何度でも借りたり返却したりすることができる「メチャカリ」は、返却しないと新しい洋服が借りられないシステムです。ただし、返却時に必ず月額利用料とは別に返却手数料がかかります。
買わない節約術②車のサブスク
地域によっては生活に欠かせない車でも、サブスクで「買わない節約」をすることができます。車を保有するためには、購入時にまとまった金額がかかる以外にも、自動車税や保険、メンテナンス費用などの維持費が毎年必要です。
また、新車を購入しても生活スタイルの変化などですぐに車を手放すことがあったり、新しい車に乗り換える必要があったりする場合もあります。例えば、結婚を機に新車を購入したがすぐに子どもが産まれてファミリーカーに乗り換えることになった場合などです。
車のサブスクは車の購入費用だけでなく、毎年かかる維持費もすべて月額料金に含まれているので、自動車保険を選んで加入したり、自動車税の支払いをしたりといった手間を減らすことができます。また、車検で想定外の出費が発生することもないため、車を保有するために必要な金額を固定することができます。
車のサブスクを利用する方法
現在多くのサービス会社が車のサブスクを提供しています。会社によっても利用方法は異なりますが、トヨタが提供する「KINTO」では、利用するために必要な手順は下記の4ステップです。
①車種やオプションを選択し、受取販売店を指定する
②必要事項を入力し、審査申し込みをする
③書類を準備し受取販売店で契約
④納車完了後、月額使用料の支払い開始
利用する際の注意点
①購入費とサブスク費用を比較検討する
「買わない節約術」としておすすめな車のサブスクですが、車は安い中古車で十分という人や必ず1台の車を長く乗り続けるという人にとっては、諸経費や手数料が含まれるサブスク費用よりも購入費用の方が安くなります。
②サービス会社の利用条件を確認する
サブスク契約中はあくまでレンタル期間なので、サービスを利用するための条件が各社設定されています。喫煙禁止や走行距離の制限、契約期間中の途中解約ができるかどうかなど、サービス会社によって条件が異なるので、どのような利用をしたいのか事前に想定した上で、条件のすり合わせができる会社を選ぶことが必要です。
まとめ
「買わない節約術」として今話題のサブスクから、洋服と車のサービスについてご紹介しました。どちらもサブスクを利用することで、お得に節約しながら最新や流行のものを使用することができます。メリットとデメリットを見極めた上で、サービスの利用を検討してみてくださいね。