TACO相場で疲労感
先週7月7日にトランプ米大統領は日本や韓国に25%の関税賦課となる書簡を送付しました。
トランプ氏自身のSNSに書簡を載せていることで、一般の人たちもどのような文言かを確かめることができます。
この発表後、金融市場では日本(円)売りになるなど、市場にも影響を与えています。
なぜ以前の24%ではなく25%なのか?
その前のTV番組では30%なども示唆していたのに、なぜそこまで上がらなかったのか等、相変わらず疑問点ばかりです。
また、これまで7月9日とされていた関税賦課が8月1日まで延期されました。
このことで、やはりトランプ米大統領はTACO(Trump Always Chickens Out=トランプはいつもビビって逃げる )だったのかと判断されています。
市場はこの朝令暮改で動く相場に、いささか疲弊感が漂っています。
チキンゲームとは
チキンという言葉は日本人でもかなり知られていますが、語源は「恐怖を感じた時に鳥肌が立つことから」とされています。
その語源からチキンゲームというものも生まれています。
チキンゲームとは、映画等でも出てきているので見た方もいるでしょうが、車と車が向かい合い走り出し、先によけた方が負け(チキン)とされる方法があります。
他にも、がけまで走っていき、がけから落ちる一番手前で止まった人が勝ちなどという方法もあります。
FX取引はチキンが勝者になることもある
このようにチキンというのは臆病者ということで、本来は言われることは良いことではありません。
ではFXの世界ではどうでしょうか?
個人的にはFXで生き残るのはチキンである方が良い場合があります。
こえまでたくさんの為替ディーラーを見てきましたが、ポジションをたくさん持ちすぎたり、自分が正しいと思い続けるディーラーは失敗を繰り返す傾向が強いです。
逆に、このポジションがアゲインスト(逆)に動いたらどうしようか、と臆病(チキン)になっているディーラーの方がリスクヘッジが上手かったりします。
FXに関してはチキンであるのが良いということを知らないでやってはいけないでしょう。