26日のNY株式相場は軟調。決算が嫌気されたアルファベットが9.63%安、マイクロソフトが7.72%安と大幅に下落し、ハイテク株を中心に売りが強まった。
ハイテク株主体のナスダック総合は2.04%安、S&P500も0.74%安とともに4日ぶりに反落した。
一方、前日まで3日続伸したダウ平均は2.37ドル高(+0.01%)とほぼ変わらずで終了。
長期金利の低下が続く中、好決算を発表したビザが大幅高となったことで、一時335ドル高まで上昇する場面もあったが、マイクロソフトの下落に加え、予想を下回る売上高や赤字決算を発表したボーイングの下落も重しとなった。
S&P500の11セクターは、エネルギー、ヘルスケア、素材、生活必需品など6セクターが上昇し、コミュニケーション、IT、一般消費財、不動産など5セクターが下落した。
前日引け後に発表されたアルファベットの第3四半期決算は、売上高と利益が市場予想を下回ったほか、ユーチューブ広告収入が減少したことでデジタル広告業界全体の不振が意識された。
マイクロソフトもクラウド事業が不振だったほか、10-12月期見通しが予想を下回ったこともネガティブ・サプライズとなった。
引け後の動きでは、メタ・プラットフォームズ(フェイスブック)が時間外で約20%安と急落。利益が予想を下回ったことや弱い見通しが嫌気された。