27日のNY株式相場は高安まちまち。第3四半期のGDP速報値が予想を上回ったことや、決算が好感されたキャタピラー、マクドナルド、ハネウェルが3-7%上昇したことで、ダウ平均が194.17ドル高(+0.61%)と5日続伸した。
一方、弱い第4四半期見通しなどが嫌気されたメタ・プラットフォームズが24.6%安と急落し、引け後に決算発表を控えたアップルやアマゾン・ドット・コムも3-4%下落したことで、ハイテク株主体のナスダック総合が1.63%安と2日続落した。
大型株で構成されるS&P500も0.61%安と続落。資本財、金融、公益などが上昇したものの、コミュニケーションが大幅安となったほか、IT、一般消費財も下落し指数を押し下げた。
第3四半期GDPは前期比年率で+2.6%と市場予想の+2.4%を上回り、3四半期ぶりのプラス成長となったことで米国経済の堅調が示された一方、同個人消費支出 (PCE)価格速報値が+4.2%と前回の+7.3%から大きく低下したことで、利上げペースの減速期待が続いた。
引け後に発表されたアマゾン・ドット・コムの第3四半期決算は、売上高と利益が予想を下回り、第4四半期の見通しも期待外れとなり、株価は時間外で14%安と急落。
アップルも一時、時間外で4%超下落。7-9月期の売上高と利益が市場予想を上回ったものの、iPhoneセールスが予想を下回ったことが嫌気された。