(18日終値)
ドル・円相場:1ドル=140.37円(前営業日比△0.17円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=144.92円(▲0.37円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0325ドル(▲0.0037ドル)
ダウ工業株30種平均:33745.69ドル(△199.37ドル)
ナスダック総合株価指数:11146.06(△1.10)
10年物米国債利回り:3.82%(△0.06%)
WTI原油先物12月限:1バレル=80.08ドル(▲1.56ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1754.4ドル(▲8.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月米中古住宅販売件数
前月比 ▲5.9% ▲1.5%
年率換算件数 443万件 471万件
10月米景気先行指標総合指数(前月比) ▲0.8% ▲0.5%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日続伸。コリンズ米ボストン連銀総裁が「追加利上げは必要」「景気抑制スタンスはしばらくの間維持する必要」「0.75%の利上げは依然として検討されている」などと発言すると、このところ強まっていた米利上げペースの減速観測が後退。米長期金利の上昇とともにドル買いが進み、6時過ぎには一時140.42円付近まで値を上げた。ただ、アジア時間に付けた日通し高値140.50円を上抜けることは出来なかった。
・ユーロドルは続落。コリンズ氏の発言が伝わると米10年債利回りが3.82%台まで上昇し、ユーロ売り・ドル買いを誘った。7時前には一時1.0314ドルと日通し安値を更新した。
なお、前日にはブラード米セントルイス連銀総裁が「現行の政策金利は十分に制約的な水準を下回っている」「少なくとも5%程度まで金利を引き上げる必要があり、より厳格な仮定では7%以上への利上げが推奨される」などと発言。金融引き締めに積極的な「タカ派」姿勢を示していた。
・ユーロ円は3日ぶりに反落。欧州序盤には145.48円付近まで買われる場面もあったが、アジア時間に付けた日通し高値145.55円が目先レジスタンスとして意識されると徐々に上値が重くなった。ユーロドルの下落につれた売りが出て、24時過ぎには一時144.56円と日通し安値を付けた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発。米アパレルチェーンのギャップや半導体製造装置のアプライドマテリアルズの決算が好感されて、株買いが優勢となった。ただ、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めが米景気後退を招くとの警戒感から、指数は下げに転じる場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。コリンズ米ボストン連銀総裁が講演で一段の利上げに前向きな姿勢を示すと、このところ強まっていた利上げペースの減速観測が後退し債券売りが広がった。
・原油先物相場は3日続落。中国での新型コロナウイルス感染再拡大が、中国の需要鈍化につながるとの見方。米国などの金利上昇が景気を圧迫し、エネルギー需要を抑制するとの観測も、原油相場の重しとなった。
・金先物相場は4日続落。米金利上昇や底堅いドルの動きが金相場を重くした。米10年債利回りが3.82%台へ上昇し、金利がつかない資産である金の相対的な投資妙味が低下。ドルが買われるとドル建て金価格の割高感につながり、相場を押し下げた。