30日の日経平均は4日続落。終値は58円安の27968円。米国株はまちまちで終えたが、長期金利が上昇してナスダックの下げがやや大きかったことから、下落スタート。前場は売り圧力が強く、下げ幅を200円超に広げる場面もあった。ただ、27800円は割り込まず下値が固まってきたことから、後場に入ると持ち直す展開。パウエルFRB議長の講演などを先に控えて様子見ムードは強かったものの、終盤には下げ幅を2桁に縮め、大引け間際にきょうの高値をつけた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆1500億円。MSCI見直しのリバランス需給の発生日で商いは膨らんだ。業種別では海運、輸送用機器、鉄鋼などが上昇している一方、電気・ガス、小売、精密機器などが下落している。
証券会社が目標株価を引き上げたオイシックス・ラ・大地(3182)が大幅高。反面、複数の証券会社が目標株価を引き下げた日本電子(6951)が大幅安となった。