大納会30日の日経平均は横ばい。終値は0円83銭高の26094.50円。米国株は長期金利の低下を好感して大幅高。これを受けて、寄り付きは200円近い上昇となった。しかし、レーザーテック(6920)や東京エレクトロン(8035)など大型半導体株が買い先行から早々に失速したことから、全体もすぐに頭打ち感が出てきて失速した。その後は、上げ幅を縮めては盛り返すといった動きが続いた。前場では上げ幅を一桁に縮めてもマイナス圏入りは回避した。しかし、後場は14時辺りから崩れて下げに転じる場面もあった。引け間際までどちらで終わるかはっきりしない状況が続いたが、終値では1円未満という微妙な結果ではあったものの、なんとかプラスを確保した。
東証プライムの売買代金は概算で2兆1300億円。業種別では海運、銀行、小売などが上昇した一方、鉱業、石油・石炭、食料品などが下落した。
ファーストリテイリング(9983)が1.9%高と売買代金上位銘柄の中では動きが良く、日経平均の大納会プラスに大きく貢献した。半面、米金利の低下が日本株、特にグロース株にはそれほど支援材料とならなかったこともあり、リクルートホールディングス(6098)が軟調となった。