(3日終値)
ドル・円相場:1ドル=131.02円(前営業日比△0.22円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=138.19円(▲1.26円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0548ドル(▲0.0119ドル)
ダウ工業株30種平均:33136.37ドル(▲10.88ドル)
ナスダック総合株価指数:10386.98(▲79.50)
10年物米国債利回り:3.74%(▲0.13%)
WTI原油先物2月限:1バレル=76.93ドル(▲3.33ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=1846.1ドル(△19.9ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
12月米製造業PMI改定値 46.2 46.2
11月米建設支出(前月比) 0.2% ▲0.2%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は4日ぶりに反発。日銀が金融緩和のさらなる修正を迫られるとの観測を背景に、アジア市場では一時129.52円と昨年6月2日以来約7カ月ぶりの安値を付けたものの、欧米市場では買い戻しが優勢となった。
連休明けのロンドン勢がドル買いで参入したことで、21時過ぎには一時131.19円付近まで上昇。アジア時間に付けた日通し高値131.40円がレジスタンスとして働くと再び弱含み、130.06円付近まで下押ししたものの、米長期金利が低下幅を縮小すると131.10円付近まで切り返した。
・ユーロドルは続落。欧州時間に一時1.0520ドルと昨年12月12日以来の安値まで売られた影響が残ったものの、同日安値の1.0506ドルが目先サポートとして意識されると1.0597ドル付近まで下げ渋る場面があった。
・ユーロ円は4日続落。日銀が金融緩和を修正するとの思惑から一時137.39円と昨年8月29日以来の安値を付けたものの、NY市場に限れば狭いレンジでのもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。米長期金利の低下を受けて買いが先行すると一時240ドル超上げたものの、アップルとテスラが大幅に下落すると投資家心理が悪化。他の銘柄にも売りが波及し、一転290ドル超下げた。アップルは「複数のサプライヤーに一部製品の部品生産を減らすように要請」との報道を受けて、一時4%超下げた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続落。前日に発表した2022年10-12月期の販売台数が予想を下回ったテスラは一時15%超の急落となった。
・米国債券相場で長期ゾーンは反発。12月独消費者物価指数(CPI)速報値が予想を下回ったことで、インフレ圧力が緩和するとの観測から独国債相場が上昇。米国債にも買いが波及した。
・原油先物相場は反落。この日発表の12月Caixin中国製造業PMIは5カ月連続で節目の50を割り込み、前月からも悪化した。同国の景気減速懸念から売りが優勢となり、一時は76.60ドルまで下押しした。
・金先物相場は3日続伸。米長期金利が低下したことを受け、金利がつかない金の投資妙味が相対的に高まった。昨年6月以来の高値を更新し、一時は1856ドル台まで上昇する場面も見られた。