18日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比0.47%高の21678.00ポイントだった。中国企業指数は0.36%高の7340.73ポイント。メインボードの売買代金は概算で1278億3000万HKドルだった。
ハンセン指数は続落して始まった後、前日終値を挟んで一進一退。17日のNY株式相場は高安まちまちだったほか、相場全体を動かす新たな取引材料に乏しく、方向感を欠いた展開となった。ただ、個別の材料が出た銘柄には物色が広がった。前日に中国当局が国産オンラインゲーム88本の認可を発表したことを受け、ゲーム開発・配信関連が買われて相場を支えた。セクター別では素材とエネルギー、公共事業が上げた半面、必需消費財が下げた。
ハンセン指数構成銘柄では、オンラインゲームを手掛けるネットイース(09999)とテンセント(00700)が買われた。前日売られた保険株の中国人寿保険(02628)、中国平安保険(02318)、AIAグループ(01299)はそろって上昇。電動工具メーカーの創科実業(00669)、カジノ株のサンズ・チャイナ(01928)と銀河娯楽(00027)も反発した。半面、ネット株のJDドットコム(09618)と百度(09888)が売られた。自動車販売の中升集団(00881)、不動産株の碧桂園(02007)と碧桂園服務(06098)は大幅に続落。ビール大手のバドワイザーAPAC(01876)も安い。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.54%高の4524.67ポイントと3日ぶりに反発。企業向けクラウドサービスの金蝶国際ソフト(00268)、携帯端末部品・組立受託大手のBYDエレクトロニック(00285)が大幅高だった。一方、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(09961)、電気自動車メーカーの小鵬汽車(09868)が下落した。