(6日終値)
ドル・円相場:1ドル=131.78円(前営業日比△0.46円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=143.91円(△0.79円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0922ドル(△0.0018ドル)
ダウ工業株30種平均:33485.29ドル(△2.57ドル)
ナスダック総合株価指数:12087.96(△91.10)
10年物米国債利回り:3.30%(▲0.01%)
WTI原油先物5月限:1バレル=80.70ドル(△0.09ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=2026.4ドル(▲9.2ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
3月米企業の人員削減数(前年比) 319.4% 410.1%
前週分の米新規失業保険申請件数 22.8万件 24.6万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は4日ぶりに反発。米労働省が発表した前週分の米新規失業保険申請件数は22.8万件と予想の20.0万件を上回り、失業保険継続受給者数も182.3万人と予想以上に増加した。前日の3月ADP全米雇用報告に続き、米労働市場の過熱感が緩和したことを示唆する内容だったことから、発表後は円買い・ドル売りで反応。一時131.00円付近まで値を下げた。
ただ、アジア時間に付けた日通し安値130.78円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。一時は3.2477%前後と昨年9月9日以来約7カ月ぶりの低水準を記録した米10年債利回りが3.30%台まで低下幅を縮めたことも相場の支援材料となり、前日の高値131.84円を上抜けて一時131.90円まで上値を伸ばした。その後の下押しも131.57円付近にとどまった。
・ユーロドルは小反発。NY勢参入後に一時1.0886ドル付近まで下押しする場面もあったが、アジア時間に付けた日通し安値1.0885ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。欧州中央銀行(ECB)の利上げ継続を意識したユーロ買いも入り、1時30分過ぎには一時1.0938ドルと日通し高値を更新した。3月米雇用統計やイースター休暇の連休を前に、ポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りも入りやすかった。
・ユーロ円は3日ぶりに反発。全般ユーロ買いが進んだ流れに沿って、一時144.00円まで値を上げた。欧州株相場の上昇や米国株相場の持ち直しを背景に投資家のリスク志向が改善し、円売り・ユーロ買いが出た面もあった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら続伸。労働関連の指標がさえない内容となったことを受けて、米景気の先行き不安が高まると株売りが先行。指数は一時150ドル超下げた。ただ、米長期金利の低下を背景に、高PER(株価収益率)のハイテク株が買われると上げに転じた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日ぶりに反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは小幅ながら6日続伸。労働市場の軟化を示す経済指標が相次ぐ中、米景気への懸念から債券買いが進んだ。利回りは一時3.2477%前後と昨年9月9日以来約7カ月ぶりの低水準を付けた。ただ、明日7日発表の3月米雇用統計を前に、ポジション調整目的の売りが出ると上げ幅を縮めた。
・原油先物相場は小幅に反発。世界的な需給ひっ迫懸念から買いが強まる場面があったが、景気先行き懸念からエネルギー需要減への警戒感も根強く、上値は限られた。
・金先物相場は続落。足もとで大きく相場が上昇していただけに、この日も利益確定の売りが優勢となった。3月米雇用統計を前に持ち高調整の動きも重なった。