(18日終値)
ドル・円相場:1ドル=134.12円(前営業日比▲0.35円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=147.16円(△0.24円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0972ドル(△0.0046ドル)
ダウ工業株30種平均:33976.63ドル(▲10.55ドル)
ナスダック総合株価指数:12153.41(▲4.31)
10年物米国債利回り:3.57%(▲0.03%)
WTI原油先物5月限:1バレル=80.86ドル(△0.03ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=2019.7ドル(△12.7ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
3月米住宅着工件数 142.0万件 143.2万件・改
建設許可件数 141.3万件 155.0万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反落。アジア時間に一時134.71円と3月15日以来約1カ月ぶりの高値を付けた反動で利食い売りなどが先行。欧州通貨やオセアニア通貨に対してドル売りが進むと、円に対してもドル売りが出て一時133.86円と日通し安値を付けた。米10年債利回りが3.54%台まで低下したことも相場の重し。
ただ、前日の安値133.63円が目先サポートとして働くと下げ渋った。ブラード米セントルイス連銀総裁が「インフレは根強く利上げ継続が適切」「制限的な政策金利は5.5%から5.75%の範囲と見込む」と発言したほか、ボスティック米アトランタ連銀総裁が「あと1回の利上げを予想」「米連邦準備理事会(FRB)はかなりの期間、金利水準を維持すると予想」と述べたことなども相場を下支えした。
・ユーロドルは3日ぶりに反発。欧州市場では一時1.0983ドルまで上昇したものの、NY市場に入ると上値が重くなった。FRB高官から利上げ継続の主張が相次いで伝わったことが相場の重しとなり、一時1.0943ドル付近まで下押しした。もっとも、米長期金利が低下するとユーロ買い・ドル売りが入り、1.09ドル台後半まで持ち直した。
・ユーロ円は反発。ただ、NY市場に限れば147.00円を挟んだ狭いレンジ取引に終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小反落。バンク・オブ・アメリカの決算は予想を上回った一方、ゴールドマン・サックスの決算が予想より低調な内容となり、売買が交錯。本格化する米企業決算の行方に注目が集まる中、相場全体の方向感は乏しかった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も小反落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは4日ぶりに反発。米国株相場の失速などが債券買いを誘った。なお、FRB高官からタカ派的な発言が伝わったものの、相場の反応は限定的だった。
2年債利回りは一時4.2263%前後まで上昇し、10年債利回りを上回る「逆イールド」が拡大した。
・原油先物相場は小幅に反発。前日の弱い地合いが引き継がれて売りが先行し、一時79ドル後半まで下値を広げた。もっとも一巡後は買い戻しが優勢となり、一気に81ドル半ばまで上げ足を速めた。来月から始まる「複数のOPECプラス加盟国による追加減産」が意識されたとの声が聞かれた。引けにかけては持ち高調整の売りに押され、上げ幅を縮めた。
・金先物相場は3日ぶりに反発。序盤に売りが強まるも節目2000ドルの手前では下げ止まり、2020ドル超えまで切り返した。下値の堅さを確認できたところに、為替でドルが対ユーロなどで弱含み、ドル建ての金に割安感が生じたことにも後押しされた。