27日の日経平均は反発。終値は41円高の28457円。米国株はハイテク株を除いて総じて弱かったことから、下落スタート。すぐに下げ幅を3桁に広げて、序盤は下を試しに行った。しかし、開始20分程度で安値をつけると、その後は下げ渋る展開。28200円台でしばらくもみ合って、10時以降はじわじわと値を戻した。米地銀株の下げが続く中で、国内金融株が概ね堅調に推移したことも、下値不安の後退につながった。結局、寄り付き近辺で前場の取引を終了。後場に入ると下げ幅を縮め、上げに転じた。その後、前日終値を挟んだ動きが続いたが、終盤に上げ幅を広げて取引を終了した。
東証プライムの売買代金は概算で3兆円。業種別では銀行、輸送用機器、鉄鋼などが上昇した一方、証券・商品先物、空運、倉庫運輸関連などが下落した。
今期の増益見通しが好感された日東電工(6988)が大幅上昇。反面、半導体需要の低迷により、今期の減益見通しを発表したアドバンテスト(6857)が急落した。