8日の日経平均は5日ぶり反落。終値は208円安の28949円。5日のダウ平均は大幅高となったものの、東京市場が休場中の米国株は均してみれば弱かったことから売りが優勢。60円程度下げて始まった後、序盤ではプラス圏に接近する場面もあったが、改めての売りに押されて29000円を割り込んだ。ただ、29000円より下では押し目買いが入って下げ渋った。後場に入るとほとんど値幅が出なくなり、29000円をやや下回る水準でこう着相場が続いた。日経平均やTOPIXは下落して安値圏で終えた一方、マザーズ指数やグロースコア指数は上昇スタートから上げ幅を広げて高値圏で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆9900億円。業種別では空運、パルプ・紙、海運などが上昇した一方、鉱業、銀行、化学などが下落した。
今期の大幅増益計画や株主還元強化姿勢が好感された東京鉄鋼(5445)が後場に買いを集めてストップ高。半面、4月度の国内ユニクロ月次が、好調であった3月度と比べると見劣りしたファーストリテイリング(9983)が大幅安となった。