12日の日経平均は大幅続伸。終値は261円高の29388円。米国株はまちまちで終えたが、上昇スタートから早々に下げ幅を3桁に拡大。いったん急速に萎んだものの、マイナス圏入りを回避して切り返し、改めて上を試しに行った。値がさ株を中心に主力大型株が上昇をけん引。29400円台に乗せたところでは買い一巡感が出てきたが、その後も強い基調が継続した。後場は高値圏で値動きが落ち着き、200円を超える上昇で取引を終了。一方で新興グロース株は相対的な選好が弱まり、マザーズ指数は下落した。
東証プライムの売買代金は概算で3兆9500億円。SQ日かつ値幅も出たことから商いは高水準となった。業種別では水産・農林、精密機器、ゴム製品などが上昇している一方、石油・石炭、パルプ・紙、鉱業などが下落した。
今期の増収増益見通しや増配計画が好感された住友不動産(8830)が急伸。半面、前期が大幅な最終赤字となったシャープ(6753)が急落した。