日経平均は3日続伸 楽天グループが引け間際に急落

15日の日経平均は3日続伸。終値は238円高の29626円。先週末の米国株は小幅に下落したが、寄り付きから3桁の上昇。為替が円安に振れたことが支援材料となった。寄り付きから29500円を上回ったが、前場ではそこから29600円台に乗せると上値が重くなった。しかし、上げ幅を縮めても29500円より下ではすかさず買いが入ったことから、後場に入るとじり高基調が続いた。大引けが後場の高値となり、日通しでも高値圏で取引を終了。TOPIXも高値圏で終了し、2100ポイント台に乗せた。


東証プライムの売買代金は概算で3兆1700億円。業種別では保険、その他金融、証券・商品先物などが上昇している一方、精密機器、石油・石炭、パルプ・紙などが下落した。


前期の着地、今期の見通しともに大幅な営業増益となったゼンショーホールディングス(7550)が急騰。半面、楽天グループ(4755)は1Q決算が好感されて強く買われていたものの、巨額の公募増資観測が伝わったことで引け間際に急落。9%安で取引を終えた。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

小松 弘和の別の記事を読む

人気ランキング

人気ランキングを見る

連載

連載を見る

話題のタグ

公式SNSでも最新情報をお届けしております