15日の日経平均は3日続伸。終値は238円高の29626円。先週末の米国株は小幅に下落したが、寄り付きから3桁の上昇。為替が円安に振れたことが支援材料となった。寄り付きから29500円を上回ったが、前場ではそこから29600円台に乗せると上値が重くなった。しかし、上げ幅を縮めても29500円より下ではすかさず買いが入ったことから、後場に入るとじり高基調が続いた。大引けが後場の高値となり、日通しでも高値圏で取引を終了。TOPIXも高値圏で終了し、2100ポイント台に乗せた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆1700億円。業種別では保険、その他金融、証券・商品先物などが上昇している一方、精密機器、石油・石炭、パルプ・紙などが下落した。
前期の着地、今期の見通しともに大幅な営業増益となったゼンショーホールディングス(7550)が急騰。半面、楽天グループ(4755)は1Q決算が好感されて強く買われていたものの、巨額の公募増資観測が伝わったことで引け間際に急落。9%安で取引を終えた。