日経平均は9日ぶり反落 後場に大きく値を崩す

23日の日経平均は9日ぶり反落。終値は129円安の30957円。米国株はまちまちで終えたが、ナスダック高や円安進行を好感して買いが先行。前場では200円超上昇して31300円台に乗せる場面もあるなど、堅調に推移した。しかし、後場に入ると地合いが一変。急速に値を消す流れとなってマイナス圏に沈むと、下げ幅を200円超に広げた。後場のスタート直後が非常に弱く、それ以降は値動きが落ち着いて幾分戻したが、31000円は下回り、3桁の下落で終えた。


東証プライムの売買代金は概算で3兆7600億円。業種別ではパルプ・紙、証券・商品先物、海運などが上昇している一方、輸送用機器、鉄鋼、空運などが下落した。


下方修正発表も、目先の悪材料出尽くしと受け止められたAiming(3911)が大幅上昇。半面、トヨタ(7203)が引け間際に急落しており、5%近い下落となった。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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