日経平均は大幅に3日続伸 700円近い上昇で高値引け

5日の日経平均は大幅に3日続伸。終値は693円高の32217円。2日の米国市場では、5月雇用統計などを材料に、ダウ平均が700ドルを超える上昇。今年最大の上げ幅を記録した。これを好感して、寄り付きから300円を超える上昇。31800円台からスタートし、その後も上値を伸ばした。幅広い銘柄に買いが入り、前場のうちに節目の32000円を上回ると、後場は売り手不在の中で上げ幅を一段と拡大。700円近い上昇で高値引けとなった。TOPIXは寄り付きから2200ポイントを上回り、こちらも高値引け。マザーズ指数が2.6%高と、新興銘柄にも強い買いが入った。


東証プライムの売買代金は概算で3兆8700億円。業種別では機械、海運、繊維などが大幅上昇。下落は電力・ガスの1業種のみで、空運や情報・通信の上昇が限定的となった。


半導体関連の一角が賑わっており、ソシオネクスト(6526)、ルネサスエレクトロニクス(6723)、アドバンテスト(6857)などが大幅上昇。半面、5月度の月次がさえなかったニトリホールディングス(9843)が大幅に下落した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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