(6日終値)
ドル・円相場:1ドル=139.63円(前営業日比△0.05円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=149.32円(▲0.24円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0693ドル(▲0.0020ドル)
ダウ工業株30種平均:33573.28ドル(△10.42ドル)
ナスダック総合株価指数:13276.42(△46.99)
10年物米国債利回り:3.66%(▲0.02%)
WTI原油先物7月限:1バレル=71.74ドル(▲0.41ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=1981.5ドル(△7.2ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は小反発。日経平均先物の上昇につれた買いが入ったほか、米金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが出て、24時前に一時139.99円と日通し高値を付けた。ただ、節目の140.00円に接近した場面では戻り売りなどが出たため、1時過ぎには139.58円付近まで押し戻された。
もっとも、NY午後に入ると次第に値動きが鈍った。主要な米経済指標の発表がなく新規材料難となる中、来週の5月米消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを控えて、積極的な商いは手控えられた。
・ユーロドルは反落。欧州中央銀行(ECB)が発表した4月のユーロ圏消費者予測調査で、1年先と3年先のインフレ期待がいずれも前月から低下したことが分かるとユーロ売りが優勢となった。米金利の上昇に伴うドル買いも入り、22時前には一時1.0667ドルと日通し安値を付けた。
ただ、1日の安値1.0662ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが入り1.0698ドル付近まで下げ幅を縮めた。ECBの利上げ継続観測が引き続き根強いことも相場を下支えした。
・ユーロ円は続落。日本時間夕刻に一時148.83円と日通し安値を付けたあとはじりじりと下値を切り上げて、24時過ぎには149.48円付近まで持ち直した。ただ、そのあとはドル円と同様に商いが細った。
・豪ドル円はしっかり。豪準備銀行(RBA)のサプライズ利上げを受けて、欧米市場でも堅調地合いが続いた。4時30分過ぎに一時93.26円と昨年12月以来約半年ぶりの高値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。これまで出遅れ感があった景気敏感株やハイテク株の一角に買いが入り、相場を下支えた。半面、ユナイテッドヘルスやメルクなどディフェンシブ株の下落が相場の重しとなり、指数は一時160ドル超下げる場面があった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。主要な米経済指標の発表がなく新規材料難となる中、来週の5月米CPIやFOMCなど重要イベントを控えて、大きな方向感は出なかった。
・原油先物相場は4日ぶりに反落。週末に行われた石油輸出国機構(OPEC)プラスでの協調減産延長にもかかわらず昨日は上げ幅が限られたことで、原油先物は一時70ドル前半まで弱含んだ。しかしながら、欧州株がプラスに転じたことなどもあり、徐々に下げ幅を縮めて引けた。
・金先物相場は続伸。主だった米経済指標の発表もなかったことで、前日終値近辺で方向感なく上下した。米金利がやや上昇したことで、金先物の上値は抑えられたものの、ウクライナでのダム決壊など地政学リスクの高まりや、昨日発表された米経済指標が予想を下振れたことが下値を支えた。